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五代目柳家小さんの噺、「普段の袴」

2014年12月02日 | 落語・民話

五代目柳家小さんの噺、「普段の袴」(ふだんのはかま)
 

 付け焼き刃は剥げやすい。人の真似はおうおうにして間違えるものです。
 上野広小路の御成街道には、お侍相手の武具店が多くあった。

そのうちの一軒に、細身の大小、羽織袴(はおり_はかま)、白足袋に雪駄(せった)履き、白扇をにぎった人品の良い侍が立ちよる。店の主人がもてなそうとすると「いや、今日は墓参の帰りじゃ。供の者にはぐれたのでここで待たせて貰おう」と店先の床机に腰をかけ、しばしの休息。

腰からタバコ入れを取り出し、銀無垢の煙管(きせる)に上等なタバコを詰めて一服。
 店に出してある鶴の絵に目を留め「これは良い絵じゃ」、店の主人は「お目が高い。落款はありませんが、これは文晁(ぶんちょう)の作だと思います」、

「文晁でなければ、かような絵は描けまい。文晁は名人だ」。

煙管の手入れが良く、感じたはずみで火玉が飛んで袴へ落ちた。

主人が「お袴が焦げます」と心配すると、侍はあせらず「なあに、これはいささか普段の袴だ」とおうようなもの。

そこに連れの者が現れ連れ立って帰って行った。

 この一部始終を見ていた落語国の愛すべき軽い男。自分も同じ事がしたくなり、長屋の大家に袴を借りにいく。

大家から「袴が必要なら祝儀か不祝儀か、どっちなんだ」、

「そうなんです。むこうから祝儀が来て、こっちから不祝儀が来てぶつかって・・・喧嘩になって仲裁をしている。仲人(ちゅうにん)だから袴が必要」と解らない答え。

それでもヒダも無いぼろぼろの袴を借りると、印半纏に袴という不思議な格好で、先程の店へ。
 職人言葉と武士言葉がデタラメに混ざった話し方で、先程の武士と同じ挨拶をして、店の主人が不審がるのを、むりやり床机に腰掛けた。

汚い煙管を出して、粉ばかりになったタバコを詰めて吸い始めた。

「これは結構な鶴の絵じゃなあ」、

「はい文晁かと存じます」、

「ブンチョウ?いや鶴だろう」と答え、笑われる。やがて、侍の真似をして煙管の火玉を吹き上げようとしたが、ヤニが詰まって飛び出さない。

思いっ切り吹くと火玉がキリキリッと飛び出し脳天に落ちた。

「親方、これはいけません。頭に火玉が落ちました」、

「なあに、心配するな。普段の頭だ」。

 

 

 

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