晴れたり曇ったり

夫のステージⅣ 切除不能進行食道癌の闘病記録と旅立ちからの日々

昔話 離婚・息子との別離

2016年10月06日 | ひとりごと
23歳の時
できちゃった結婚をして、翌年の自分の誕生日に男の子を出産。
息子が小学校1年の3学期に息子の親権は父親で離婚。
同居していた私の両親と共に公営住宅へ移り住むが
私は、引越しが落ち着いてから一人札幌へ住所を移す。

離婚理由・・
小さな揉め事は、しょっちゅうあったけどね。
喫茶店兼住居を新築して私の両親と同居。
ここまでは、順風満帆なようにも思えるけど・・

同居した私の両親と元旦那が住み始めて1ヶ月で喧嘩して
それから離婚までロクに口も聞かない状態が続いてたかな。

同居を勧めてくれたのは、元旦那のほうで
その時は、なんていい人なんだと思ったのにね。

そんな板ばさみ生活にも疲れてしまっていたんだと思う。

言い出すと書ききれないくらい色々な事があるんだけど
結婚生活を続けるうちに私の中にどんどん膨らむ思い・・

「この人と共に寄り添いながら助け合いながら年老いていくのは無理だなぁ・・」

トラブルが起きる度に浮かんでくる思い。

「この人とは・・無理だ・・」

だけど息子がいる・・両親がいる・・お店もある・・
私さえ我慢すれば・・と思えば思うほど毎晩お酒に逃げる自分。

日に日に増える酒の量。
さすがに母親も気付いて「身体のほうが大事だよ」と言われる。

このままじゃ何の解決にもならないと思い元旦那と何度も話し合いをするが決裂。

まぁ・・そんな流れで親族が集まり焦点は、息子の親権。
どちらも子供を引き取る。渡さない。

元旦那のほうは「子供を置いてくなら離婚してもいい」と言い。

間に入ってくれた私の叔母は
「あっちは、子供さえ離さなかったらお前は離婚できないと思ってるんだろうね」
「親権争いは、時間がかかるよ・・どうしても離婚したいなら子供置いてくしかないよ」と私に言った。

結局、親権は父親で子供には、定期的に会わせてもらうことを条件に離婚成立。
元旦那の兄からは、しばらく落ち着くまでは子供に会わないよう条件をつけられる。

息子は、離婚後、初の夏休みから毎年、夏休みと冬休みには私のところに
1週間ほど泊り込みの合宿のように来ていました。

元旦那が嫉妬して、あれこれ言ってきたり
泊りに来る予定の日に別の予定を入れたり
泊まりから帰った息子に嫌味を言ったりと・・色々ありましたが
その都度、息子と連絡を取り合い、乗り越えてきました。

なので今、一緒にいる息子は
小学校1年の時、別れた息子が高校を卒業して札幌に就職が決まり、こっちに住むと連絡がきたので
今の旦那が一緒に暮らせばいいだろうと言ってくれて
それからずっと、もう14年一緒に暮らしています。

普段は、○○おじさんと旦那のことを呼んでいる息子が
時々、私と話してる時、父さんと言うことがあるので聞き流していますが
実の父親より身近に感じているんだと思え嬉しくなります。

そしてその元旦那も数年前にリンパ癌が見つかり
今も抗がん剤や放射線治療をしているそうです。

息子は、実の父親には一度会いに行ったきりなので
私に気を使ってるのかな?と思って「心配じゃないの?」と聞くと
「父親らしいこと何もされた記憶がないし、もし死ぬようなことあれば行くけど・・」
「会っても文句しか言われないから行きたくない」と言う。

「あっちも癌、こっちも癌・・って母さんと結婚する人はみんな癌になるのかねぇ・・」と息子に言うと
「それは、たまたまでしょ、気にすることないって」
「離婚しなかったら癌になってなかったかもしれないしさ、でもあの親父となら離婚して正解じゃない?」と言われ
逞しく育った息子に励まされています。

今日は、寝付けず昔話を書いちゃいました。

4 コメント

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もの思う秋 (一華)
2016-10-06 20:35:56
蘭さま、夕べは寝付けなかったようで。
ブログ拝読し、皆それぞれの人生、色々ありますね。
私も息子が3才の時に離婚し、ずっと二人で生活してきました。今は東京にいます。
同じように、なかなか寝れない時など、思い出を振り返っています。
息子さんの、ご主人様を思わず父さんと呼ぶのが好き。
14年の歴史がうかがえます。良い時間を過ごしてこられたのですね。
ご主人様の、一緒に暮らせば良いって言葉が好き。きっと心の綺麗な方なんでしょうね。
これからもこの当たり前の生活が、ずっと穏やかに続きますようにと、願わずにいられません。

そちらは少し気温が低くなってきたのでしょうか。
こちらはまだまだ暑く、日中クーラーをつけております。
最近は朝の天気予報で、皆さんのお住まいの予報を見るのが日課になっております。
これから寒くなりますね。
どうか体調崩されませんようご自愛くださいませm(__)m
ではまたm(__)m
一華さんへ (蘭)
2016-10-07 01:08:39
みんな長く生きていればそれなりの人生色々なんですよね。
ブログに書き足りなかった部分なのですが親権争いで私は自宅で喫茶店が収入源。
離婚と同時に無職になるわけで裁判になった場合、子供を養育する条件不足で不利だと弁護士に言われ泣く泣く諦めた親権でした。

一華さんは息子さんと一緒に暮らせてよかったですね。
離婚して子供を置いてきてからの苦しみは逃れられない蟻地獄のようでした。
会えるのは嬉しい・・けれど・・別れる時間はやってくる。
どれだけ泣いたか後悔したかしれません。
そんな私を見守り息子も含めて大事にしてくれたのが今の旦那です。
今の旦那とはずっと助け合いながら年を重ねてきました。

今夜も何だか夜更かしです(笑)
こちらはストーブちょっとだけ着けようかと迷うほど朝晩は冷え込みます。
同じ日本でも気温の差の違い凄いですね~。

一華さんも季節の変わり目、空気も乾燥していますので風邪など引かれません様にm(_ _)m
こどもあり離婚経験者 (ふーみん)
2016-10-07 20:44:16
言いにくいことを発するしかない心境。
大変だったのですね。

こども的にも大変で、ママ以上に父を捨てた原罪があるようです。苦しんでるから優しいのかな?

でも私はこれしかできず精一杯だったことはわかってくれているんじゃないか?と思って普通に接しているつもりなんですがね〜〜〜

こんなことを言ってはなんなんですが、所詮人は一人生まれ一人死ぬということをがっつり心に溜め、それ以外は流れるように付き合い、温かく接したいと思うんですが。
(腹たつこともよくありあり)

そっか〜〜
ふーみんさんへ (蘭)
2016-10-08 00:39:51
ふーみんさんも離婚を経験をされているのですねぇ。

一人生まれ、一人死ぬ・・わかっていても何だか寂しいですね。。

『あなたが生まれたとき、周りの人は笑って、あなたは泣いていたでしょう。

だからあなたが死ぬときは、あなたが笑って、周りの人が泣くような人生をおくりなさい。』

そういう名言がありますが自分もそうありたいと思います。

いつもコメントありがとうございますm(_ _)m

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