頼成(らんじょう)の森だより

「県民公園頼成の森」総面積は115ha
東京ドーム25倍、日々の!写真を中心に
森の今をお伝えします

森の分解者

2017年08月21日 | 森林


久しぶりに遊歩道を歩いた。まだ蒸し暑く、少し歩くだけで汗が吹き出してくる。そんな中ふと見上げると
クサギの白い花が目に入った。花が少ないこの時期、チョウやガにとってありがたい花かもしれない。
秋には、星形の赤い外皮の中から藍色の実が顔を出す。道路淵などの明るい場所に多く生えているの
で、注意して見てもらいたい。

 

さらに歩を進めると、たくさんのキノコが生えていた。残念ながら種類がわからず、中央植物園の力を借りる
しかない。でも、キノコなどの菌類は、森にとってとても重要な役割を果たしていることを述べておきたい。
この菌類は、森の生態系のサイクルにおいて「分解者」の役割を担っている。樹木が枯れると、最終的にその
組織を分解し、無機物に変えるのが菌類である。そして土に還り、植物の生長に必要な養分となるのである。
カビもキノコも同じ菌類であるが、子実体(俗にいうキノコ)をつくり胞子を生じるのがキノコというそうで
ある。
10月15日(日)には、頼成の森で「キノコ狩りと観察会」を開催する。もちろん採取したキノコは専門家
に鑑定をしてもらうので安心である。人気のあるイベントなので早めの申し込みをお願いしたい。
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