楓の紅葉には未だ早く、一足先に大山桜が紅葉

大山桜の紅葉
バラ科サクラ属

昨日お話した通り、オオヤマザクラは日本の自生種の一つ。
東北・北海道では低地にもあるようですが、信州では比較的標高の高い所に咲きます。
この辺りでは自生ばかりではなく、標高１２００ｍ以上の所に街路樹として沢山植栽されています。

その名の通り、葉っぱも花も他の山桜よりも大き目です。
樹高は１５ｍ前後で、江戸彼岸のように横に枝を張り枝垂れることはありませんし、大島桜のように見上げる
高さにはなりません。



紅葉は楓のように繊細な鮮やかさとはいかず、ご覧の通り赤茶色でカサカサとした印象なのです。
葉が大きいことも大味に見せているのでしょうか。
それでも、離れた所から見ると、それなりの美しさが感じられます。



折角ですから、花もお見せしましょう。
今年、５月１０日の写真、例年よりも開花が１週間程遅れました。
それでも、他の江戸彼岸系枝垂桜や狭義の山桜などよりは１０日以上早かったでしょうか。
山桜と同様に茶色っぽい若葉と同時に咲きます。
山桜の花は白っぽいのですが、大山桜は赤味が強いですね。


撮影場所；信州八ケ岳高原