King Diary

秩父、羊山の麓で今日も珈琲豆を焼いている

『ネブラスカふたつの心をつなぐ旅』鑑賞

2016年12月20日 18時36分32秒 | 映画


映画というのは主に追いかけっこでありその主要スタイルとしてロードムービーと
いうのがあります。

アクション映画には必ず主人公が逃げて悪者が追いかけるという
シーンがあります。

その移動というところに映画ならでわの話の展開があるわけで
ロードムービーというのはまさにその特性を最大限に使った
旅物語なのです。

私の大好きなスタイルであり、スーパーヒーローや謎や絶対的正義もない
強さや豊かさなども微塵も感じない原寸大のアメリカを描かれているの
いいなと思います。

アメリカも地方は貧しくろくな職もなく、親戚には刑務所に入った
のもいるというその親戚が集まる席で話されるのは車の種類であったり
過去の恋バナであったり過去の残骸と年老いたかつての仲間たちの
成れの果てなのです。

それもそれが息子が親の過ごした過去を知ることになり、過去の事業の失敗
や共同経営者との過去や返してもらえないコンプレッサーなど親のろくでも
ない失敗の数々や母親と争ったという女性に会ったり、アメリカの地方では
やはり若者の生きる目的が女性と車であったことが日本のかつての自分たち
の若い時代をまた思い出すような展開です。

老いと地方の貧しさとこの映画が白黒でずっと描かれていることとすごく
リアルに人の思いというものを感じさせるのです。

最初はこの老人の願いをただのくだらない老人の妄信として取り合わなかった
息子も最後はその夢をかなえてやるところに人の思いとか幸福とかじつにじわっと
心にしみる味のある映画となっていました。



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