心の風景

晴耕雨読を夢見る初老の雑記帳

【続報】WALTY Classical 中岡さん手づくりのアンプについて

2017-08-08 23:40:33 | Weblog

 ことし1月28日付の記事「WALTY Classical 中岡さん手づくりのアンプをご存知ですか」で、次のようなお知らせをさせていただきました。

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 先週末(2017年1月21日)、ブログに一通のコメントをいただきました。1年半も前の記事「WALTY Classicalさん、閉店へ」(2015年7月18日)へのコメントでした。投稿いただいたのは、20年ほど前からワルツ堂閉店まで、アルバイトをされていたハタナカさんという方でした。
 「大変恐縮で突然ではありますが、中岡さんが製造された手作りのアンプを御持ちの方を探しております。ワルツ堂時代からご来店して下さっておられ、中岡さんと親しいお客様にだけ製作されておられました。元従業員の方々にも連絡もさせて頂いてお願いをさせて頂いている状況なのです。中岡さんを慕っておられたお客様方々でしたら、どなたかに繋がれると確信しながら、連絡させて頂きました。何卒宜しくお願い致します」と記されています。」
 元店主・中岡さんがお亡くなりになって1年が経とうとしています。もし、このブログをご覧になっている方で、ハタナカさんがお探しの「中岡さん手づくりのアンプ」をお持ちの方がいらっしゃれば、恐縮ですが左欄「メッセージ(メッセージを送る)」(非公開です)から私宛にメールをいただければ幸いです。よろしくお願いをいたします。

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 あれから半年が経過した先日、諸遊さんという方から1通のメールが届きました。そこには「中岡の兄ちゃんとは40年前の知り合いでした、第二店でお世話になりました。一度自宅に訪問をしモニターレッドを譲り受けアンプもあの時買わされました。今となればおいておけばと後悔しています」とありました。
 ハタナカさんがお探しになっているアンプだろうと思います。さっそく諸遊さんにお礼のメールを差し上げ、いただいたメールの内容をこのブログで紹介することのお許しをいただきました。手元にはないけれども「譲り渡した先は大切に使われているようです」と書き添えてありました。
 嬉しいメールでした。さっそくハタナカさんにお知らせしたいのですが、ブログにコメントはいただいているものの、わたしはメールアドレスなど連絡先を知りません。ハタナカさん、もしこのブログをご覧になっていらっしゃれば、ぜひ左サイドの中ほどにある「メッセージ(メッセージを送る)」欄から、わたし宛てにメールをいただきたく思います。諸遊さんからはメールアドレスをお伝えすることについてご理解をいただいています。ご連絡をお待ちします。

 中岡さんがお亡くなりになって、早いもので1年半が経とうとしています。わたし自身は、JAZZ&クラシック音楽専門店「ワルティ堂島」以来のささやかな出会いしかありませんが、多くのCD店がひっそりと店じまいを始めた2010年の秋、休店宣言をされました。
 ところが、中岡さんの熱い思いがあったのでしょう。翌年の夏には、クラシック専門の中古CDショップ「WALTY SECONDHAND +(プラス)」として復活しました。店舗は決して広くはないけれど、奥に自慢のステレオを置いて、音楽大好きの中岡さんと店員さんが、にこやかに接客をされていました。「あのワルティさんですよね」。ついつい嬉しくなってお声をかけたことがありました。
 その後も仕事帰りに立ち寄ってはCDの品定めをしました。2014年5月31日付の記事「土曜の昼下がりにワルティさんを覗く」には、次のような記述があります。

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 土曜休日の昼下がり、久しぶりに大阪駅前第1ビル地下1階にあるWALTY(ワルティ)さんに立ち寄ってきました。いつものようにご主人と店員さんのお二人がいらっしゃいます。店員さんに「お店の中を撮ってもよいですか」と尋ねると、にこりと笑って「どうぞ」と。店の奥では常連さんがステレオの前に陣取ってお気に入りのCDを視聴しています。いつもの風景がそこにはありました。この日手にしたのは館野泉さんのCD「シューマン:クライスレリアーナ&幻想曲」と「シューベルト:ピアノ・ソナタ21番、20番、18番」でした。
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 ところが2015年の6月、WALTY Classicalさんのシャッターに、「重要なお知らせ」と題するこんな貼り紙がありました。「店主入院加療の為、当面休業させて頂きます。再開の目処が立ちましたら、シャッター面告知、留守電メッセージにて改めてお知らせ致します。大変ご迷惑をお掛けしますがよろしくお願い致します」。
 そして1か月後、「5月より入院加療中の店主の病状が今も思わしくなく、残念ながらワルティクラシカルの再開は困難であると判断致しました」。「店主中岡は店頭には立てませんが、皆様のご来店心よりお願い申し上げます」と、ワルツ堂の閉店に続いて二度目の閉店セールのお知らせがありました。
 グレン・グールド、マルタ・アルゲリッチ、内田光子、舘野泉、ミッシャ・マイスキーなどのCDを10枚買いました。それに加えて、どうしても欲しいものがありました。商品棚に静かに立てかけてあったステンドグラス風の小さなガラス細工です。縦横15センチ、厚み1~3センチの置き物です。500円でよいとのこと。いまは私の部屋の棚に飾ってあります。
 レジを済ませて、ふと私の口から出た言葉。それは「長い間、ありがとうございました」でした。大都会の片隅にひっそりと佇む心のオアシスを、またひとつ失いました。
 ちなみに、以前の記事中にも紹介しましたが、中岡さんの在りし日の懐かしいお姿が動画としてYouTubeにアップされています。 http://www.youtube.com/watch?v=8U3DrY5xQrw

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