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猿の惑星:創世記(ジェネシス)

2011-10-17 | 劇場映画れびゅー
猿に支配された世界が出来るまでの創世記、『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』を観てきました。
★★★★

キチッと枠にはめて説明が付かないとイラッとなされるハリウッド、旧シリーズで残った「卵が先か鶏が先か」的なジレンマは無かった事にして、創世の物語(旧シリーズの3作目以降)をリイマジネーションです。
ティム・バートンによる1作目のリイマジネーション『PLANET OF THE APES/猿の惑星』との繋がりにも全く触れられていないので、本作は独立した新作として観て正解なのかな?

で、ジレンマが無かったことにして大胆な新解釈で猿が天下を獲ってしまう本作、うーんなかなか俺好みの要素がたっぷりで楽しませてくれる。
早々に天才チンパンジーを生み出してしまって、後は彼の半生に人間たちがどう絡んでくるかってとこだけに焦点を絞ってくれてるからあれこれ考えなくて観やすい。
猿に世界が支配されるのはわかってるから、成長していく様子は微笑ましくもありそこはかとなく恐ろしくもあるんだけれど。

あれこれ考えなくて良いもんだから、序盤からそこここに散りばめていくクライマックスへの布石がこれみよがしでなくても拾いやすく、誰が観ても途中で訳がわからなくなるような事は無いんじゃないかな。

テレビCMで国民栄誉賞某選手が言ってた泣ける映画ってのはちょっと違うかもね。
自我に目覚めた猿が急激に増えて人間の脅威となりかねない存在になっていく様子が微笑ましくもあり、知性だけでなく理性や倫理感まで手に入れるのはそこはかとなく恐ろしい、でも実は人間にとっての真の脅威は…。
ってな感じで、終盤の反乱と同時に進んでる真実と合わせ、猿に感情移入するんじゃなくて人間側で「こえー」と思いながら観てムチャクチャ楽しめたんですけど俺の場合。

映画観終わってからCM観て「泣ける映画ぁ?」とどこで泣けたのか疑問だらけで、猿に感情移入するのはもしかしたら顔が猿に…、おっと失言。

『ハリポタ』シリーズに出る前は可愛らしい天才子役だったトム・フェルトンが、ドラコ役が染み付いてすっかり卑屈な悪役俳優に育ってしまった事にもゾッとした。

ネタバレ
薬の効果が子供にも残ってた原因が、レトロウィルスによるものだったと分かったあたりから急に面白くなるんよね。
それでも猿が反乱を起こすから、同時進行で弱ってる人間を征服するんかと思いきや彼らは森へ。
「あー、人間は勝手に絶滅するんや」と感じた所で、エンドロールに入るところでパンデミックで全世界にウィルスが広まっていく様子を描く。
人類を介して全世界の猿は覚醒し、進化する…。
おもしれー!誰これ考えたの。

ウィルスに耐えた人類はクリーチャーと化して地下へ、って旧シリーズと無理やり繋げる推理も成り立つよね。

オランウータンに素でも自我があって、手話で人間並みのコミュニケーションが出来るのは本当なのかな?



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