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アイ・アム・レジェンド

2007-12-20 | 劇場映画れびゅー
ウィル・スミスが、ついに「俺様伝説www」と、浮世離れしすぎたセレブにありがちな勘違い宣言をしたのかと思って『アイ・アム・レジェンド』を観てきました。
★★★★

うーん、まさかホラーだとは予想外、しかも苦手なゾンビ系。
むちゃくちゃ怖かったんですけど!w

この映画は世界観を説明しておかないと感想の書きようが無いので、軽く説明。

世界中の人々が病気にかかってほぼ全滅。
感染後も辛うじて生き残った人々は、生物を見つけると飛び掛って食らい尽くすモンスターへと変異。
そんな世界で、たった一人免疫を持ってしまった主人公は孤独に耐えながらペットのワンコと暮らしている。
紫外線に弱いモンスター達は、昼間は暗闇で休眠状態だが、夜になるとNYの街中を徘徊している。
主人公は昼の間だけ人間らしく活動し、夜は怯えて暮らす日々を続けていた。

彼はどこかに居るかもしれない生き残り達の為にワクチンの研究をしている学者。

“がん”を克服する為に作り出した遺伝子組み換え“はしか”ウィルスの副作用で人類が滅びたというところに現実味があって、映画の冒頭から現在の遺伝子組み換え医療に対する警鐘を鳴らしている。

ほんとに怖いんですよ遺伝子組み換え技術って、つい数年前に確立されたようなもんじゃないですか。
それが、たった数年のテストだけで実用されてるわけで、この映画みたいなモンスター化するようなものではなくても、何らかの副作用があっても全然おかしくはないんです。
その副作用が、数十年後に投与された本人に起こるのか、数世代後の子孫に現れるのか、運良く何も起きないのか、実証されてないのに実用されているわけで。
遺伝子操作では無いにしても、医療という分野においては、丁度日本では薬害肝炎の件で大勢の被害者が訴えているところ。
我々の生活のすぐ隣にある、誰もが被害者となりうる心底ゾッとするテーマです。

遺伝子組み換えレトロウィルスに限らず、遺伝子組み換え食品だってそう。
なんだかんだ、遺伝子組み換え大豆なんかは市場に流れ始めた当初は厳しくチェックされてたけど、いつの間にかアメリカでは一般的な存在になってしまってて、遺伝子組み換えではない大豆を手に入れるのが大変な状況。
日本でも明記のしようが無い商品がたくさん出てきていて、知らない間に俺たちの口に入ってる。
突然世界中の人が違う生き物に変わってしまうかもしれませんよ、マジでw
有り得ないと思われているから流通してるわけだけど、遺伝子組み換え食品を代々摂取してきた人のデータなんてこの世に存在してないんだから何が起こりえるかわからない。

こういう実績やデータが不足しているのに急いで実用化しちゃうのって、結局はいろんな企業やら特定の個人の利潤に繋がってるからで。
特にアメリカの場合はそんなパターンが顕著でしょ。
アメリカ政府がBSE問題に真剣に取り組まないのは、食肉協会からの圧力なのが日本に住んでいても見えている。
アメリカ国内に留まらず、真剣に取り組んでいる日本にまで牛肉を売る為に政治的圧力をかけてくる異常さを考えると、ほんと頭おかしいんじゃないかと思いませんか?

なんて、全然映画の本筋と関係の無い、世の中の不条理な事を考えながら観てた俺。
でも、集中してなかったわけじゃないんです。
適度にむちゃくちゃ怖い演出があって、妄想から引き戻される機会があったからw
全速力で走って襲い掛かる闇の住人達の姿は、『28日後』を思い出させて怖いのなんの。
吼える場面はさながら『ハムナプトラ』だったけど。

むしろ、荒廃したブロードウェイにあった『バットマン対スーパーマン』の巨大看板を目にした直後の方が、興奮して一番集中しきれていなかったかもw

読み返してみるとほとんど映画の感想になってないな。

ネタバレ
主人公が精神的にまいっていたせいなのか、それとも俺の受け止め方が間違っているのか、明らかに愛情からくる衝動で行動しているモンスターを見て「紫外線の下に出る事をセーブしないところまで脳が犯されたのか」的な台詞を主人公が言うんですよね。
とても印象的に作られていた場面だったので、てっきり、闇の住人達の中にもお互いのコミュニケーションが有ったり、またはそういったものが生まれつつ有ったりするのかと、そこでチラッと感じました。
その後も、罠を作って主人公に仕掛けたり、狂犬を飼いならしている様子も有ったし、グループのリーダー的な者も見られたし、実は彼らは衝動だけで行動するモンスターじゃなく、意外と知的な存在で、既にコミュニティー的なものを持っていて、新しい人類として育ちつつあるのかな?なんていう風にも思って観ていたんですが、結局そのテーマは放置。

もしかしたら、生き残った当初は会話もできるような、人間らしさがある状況だったのが、あそこまで退化したって事なのだろうか?
完全に俺の考えすぎなのか、ちょっとその辺の描き方がどっちつかずで不満が残りました。



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4 コメント

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Unknown (ケント)
2007-12-31 11:12:57
こんにちは、お邪魔します。
 それにしてもB級映画を超大作に創ったこの映画、凄いですねぇ。多分セットと実写とCGの組み合わせだと思いますが、動物とダークシェーカー以外は実写としか見えませんでした。
 『28日後』と同じ内容でしたが、スケールの大きさとウィル・スミスの存在感により、余り暗い感じに篭らず、中盤までは文句のつけようがありませんでした。
 ただあの生存者の登場から一変におかしくなりました。せっかくの大作を台無しにした感があります。さすがアメリカは太っ腹だ・・・
どうもですー (そーれ)
2007-12-31 20:55:17
>ケントさん
ほんと、生物以外は存在する世界でのロケのようでしたね。
この映画はウィル・スミスのおかげで娯楽色が強くて、ゾンビ系でも観る事ができました。
『28日後』は、先日続編の劇場予告編が解禁されてましたが、ゾンビ色満載なので私は怖くて観る勇気ないです。
1作目も必死で我慢して観たくらいなので、次回はもっと凄そうな感じで…(笑)
現れるはずのない生存者が夜に現れたのには驚きましたが、まさか母子2人だけであの群れを追い払ったなんて…。
Unknown ( )
2009-05-02 12:21:24
>新しい人類として育ちつつあるのかな?なんていう風にも思って観ていたんですが、結局そのテーマは放置。


ご明察のとおり、この映画の翻案元となった原作小説は「あれ?ひょっとして俺こそが今や地球上において多数派となった彼らにとっての『伝説のバケモノ』になってたのか?」と気付いて愕然とするという、SF作品の王道テーマ『価値観逆転クライマックス』の始祖らしいのですが、いろいろあって今回の映画化に当たっては大幅な翻案がされて無かった事にされたのだとか。

こういう解説をする評論家もいるようです
http://www.enterjam.com/tokuden_backnumber.html
の第45回『アイ・アム・レジェンド』と藤子不二雄と「時代は変わる」~10分頃から
どうもです! (そーれ)
2009-05-02 18:11:42
なるほど、元はそういう話なんですね。
という事は、原作を知って観ていたら彼らの側の心情にもっと注目して観れたのかもしれませんね。
リンク拝聴してみますね!
ありがとうございます。

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