2003年の7月にオープンした「せたが屋」のコンセプト・チェンジ。「豚そば」と呼ばれる豚骨帆立風味のラーメン(デフォルト)のほか、ひとつの丼の中に太麺と細麺の2種類の麺が同時に入るという問題作「味噌二刀麺」なども提供する話題店である。ちなみに「豚そば」は680円、「味噌二刀麺」は800円であり、味噌二刀麺の価格が若干割高設定となっている。材料費を考えれば致し方ないといったところだろうか。
各種ラーメン本やラーメン系のウェブサイトにおいても「せたが屋」のネームバリューが後押しして幸先は上々のはずなのであるが、私が食べに行った時には、先客が4名、後客が2名と比較的空いており、当然のように「せたが屋」本店のような長蛇の列を想定していた私としては意外な展開に驚かされた。嬉しい誤算である。20時前後に食べに行ったので、取り立てて的外れな時間帯でもなかったはずなのだが、どうしてなのだろうか。この日がたまたま空いていただけなのであろうか。
「豚そば」と「カレー」をオーダーしたが、一言で言ってしまえば、そこそこの味。不味くもないが旨くもないといったレベルであり、これは、「大大」が並のラーメン屋であれば何の問題もないところなのであるが、「せたが屋」ブランドを背負った店としては、由々しきレベルの低さということになるだろう。
特に、スープについてであるが、トンコツスープに帆立を合わせるという発想そのものが奇抜かつ斬新であることは認めるが、肝心の味が良くない。トンコツと帆立がスープの中で不協和音を奏でているのだ。正確に言えば、スープを飲んでいる時には、その不協和音はそれ程鼻に付くわけではないのだが、飲み終えて暫く経つと帆立の風味がトンコツの癖に後押しされて、かなりの後味の悪さとして舌に残ってくるのだ。味覚は人それぞれ千差万別であり、一概に断定することは好ましくないが、誤解を恐れずに敢えて言い切ってしまえば、トンコツと帆立の組み合わせはミスチョイスなのではないか。
その他の麺、具については、一流店としての標準レベル。
麺:10点、スープ:12点、具:3点、バランス:6点、将来性:9点の合計40点辺りが妥当なところなのではあるまいか。
名店「せたが屋」の一翼を担う店としては、かなりの低評価である。去年の7月にオープンしたばかりなので、今後に期待したいと考えているし、また必ずや期待に添ってくれるものと信じている。そのような願いも込めて将来性を高めに評価した。
所在地:自由が丘
実食日:04年2月
→採点方法について
各種ラーメン本やラーメン系のウェブサイトにおいても「せたが屋」のネームバリューが後押しして幸先は上々のはずなのであるが、私が食べに行った時には、先客が4名、後客が2名と比較的空いており、当然のように「せたが屋」本店のような長蛇の列を想定していた私としては意外な展開に驚かされた。嬉しい誤算である。20時前後に食べに行ったので、取り立てて的外れな時間帯でもなかったはずなのだが、どうしてなのだろうか。この日がたまたま空いていただけなのであろうか。
「豚そば」と「カレー」をオーダーしたが、一言で言ってしまえば、そこそこの味。不味くもないが旨くもないといったレベルであり、これは、「大大」が並のラーメン屋であれば何の問題もないところなのであるが、「せたが屋」ブランドを背負った店としては、由々しきレベルの低さということになるだろう。
特に、スープについてであるが、トンコツスープに帆立を合わせるという発想そのものが奇抜かつ斬新であることは認めるが、肝心の味が良くない。トンコツと帆立がスープの中で不協和音を奏でているのだ。正確に言えば、スープを飲んでいる時には、その不協和音はそれ程鼻に付くわけではないのだが、飲み終えて暫く経つと帆立の風味がトンコツの癖に後押しされて、かなりの後味の悪さとして舌に残ってくるのだ。味覚は人それぞれ千差万別であり、一概に断定することは好ましくないが、誤解を恐れずに敢えて言い切ってしまえば、トンコツと帆立の組み合わせはミスチョイスなのではないか。
その他の麺、具については、一流店としての標準レベル。
麺:10点、スープ:12点、具:3点、バランス:6点、将来性:9点の合計40点辺りが妥当なところなのではあるまいか。
名店「せたが屋」の一翼を担う店としては、かなりの低評価である。去年の7月にオープンしたばかりなので、今後に期待したいと考えているし、また必ずや期待に添ってくれるものと信じている。そのような願いも込めて将来性を高めに評価した。
所在地:自由が丘
実食日:04年2月
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