運命と使命を受け入れている・と、いうより、そんなもんだと生きるうちの一人に向かって、
何でもっと生きようとしないんだと言う別の一人がじぶんのコトワ理を動員して抵抗するのは、
そんなもんな潔さの引力だ。 何でもっと生きようとしないんだと一度ならず言うその一人には
生き返させられたと告げられかつ生き返った認識すらあり、つまり潔い理、運命と使命が彼の二度目の死の引金。
夜だしいいやとメガネを置いて歩き出すと夜空に雲がぼんやり見える。龍の影を見ようとする感覚が作動する。
少し前にテレビをつけたら音大生同士かなんかのピアノ演奏ミスコンペじゃない確度比較みたいのをやっていて、やだなあ何でそんなことやんだろなあ、これも私の人生の楽しみ方知らなさ度の高さってやつかいなあ、いやあ、夜空の下の上原ひろみ、つぶやきグールドいいなあ、と思う隙間に、その番組を遮って見た録画龍の歯医者が翻って。
私には私にとってのジブリ世界。それはまったく、むかしガイジンには別ガイジンがみんな似たような顔に映ったとかそんなようなもんだ。最後まで見届けたし、あれこれいろいろすごいと思う。いちばんはふみかちゃんだ。うまいじゃんね。