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かっこいい俳優さんが出演しているなぁ、と前々から気になっていた映画でした。
豊川悦司さん、大沢たかおさん、かっこいいですよ。
監督は芥川賞作家として有名な、辻仁成さん。
1999年の作品で3、第56回ヴェネチア国際映画祭招待作品だそうです。
全体の印象から言うと、監督が小説家だから、小説っぽいかんじです。
余白が多いというか・・・観客に想像させるための構成というか。
能登半島の美しい海辺で3人の若者が「生と死」を見つめる話です。
新人女優のyumaちゃん、なかなか可愛らしい演技で、好感を持ちました。
美声だし、おかっぱ(ボブ?)が爽やかです。
残念なのは、小説ではツルギさんはピアニストという設定だったらしい
のですが、映画では登場人物の背景が、ほとんどカットされています。
かろうじて、ピアノを弾き狂うシーンがあるから、「そうなのかな?」と
想像させられるだけ。
たぶん、辻さんは「小説を見た人間が、この映画を見に来る」と思ったのかな。
私みたいに、見ていない人間もいるのに。
大沢たかおさんの役が、自殺願望のある青年の役なんだけど、
それも、なぜ自殺したいのか分からないんですよね。
だから、とても子供っぽく責任感の薄い人間に見えるわけで。
まぁ、それも演技が上手いっていうの?
とにかく、大沢さんが好きなんで、だらしなくても子供っぽくても、
もっと同情出来るような役柄にしておいて欲しかった・・・。
豊川悦司さんは、余命1ヶ月の病人の役なんだけど、
役のために減量したらしく、頬もゲッソリしていて
とても痛々しかった。とても上手です。
倒れる時も、痛くないように自己防衛で思わず手を出してしまうけれど、
(ドラマとかでよく、そういう役者を見る・・・。)
豊川さんの倒れ方は、なんかリアルです。
yumaちゃんと、自転車に乗るシーンがとても爽やかでした。
諸行無常という感じがする映画で、考え方によっては物語に広がりを感じます。
死んだ人間はどこに行くのだろうとか、人は死んでもこの世に影響を与えるとか。
『白仏』を思い出すのは私だけでしょうか?
全然違うけど、根本のところは、とっても似ていると思います。
映画監督としては、まだ上手さが足りないようにも思いますが、
映像もキレイだし、思想やテーマも好きな部類でした。
原作を読めば、もっと面白くなることだろうと思います。
豊川悦司さん、大沢たかおさん、かっこいいですよ。
監督は芥川賞作家として有名な、辻仁成さん。
1999年の作品で3、第56回ヴェネチア国際映画祭招待作品だそうです。
全体の印象から言うと、監督が小説家だから、小説っぽいかんじです。
余白が多いというか・・・観客に想像させるための構成というか。
能登半島の美しい海辺で3人の若者が「生と死」を見つめる話です。
新人女優のyumaちゃん、なかなか可愛らしい演技で、好感を持ちました。
美声だし、おかっぱ(ボブ?)が爽やかです。
残念なのは、小説ではツルギさんはピアニストという設定だったらしい
のですが、映画では登場人物の背景が、ほとんどカットされています。
かろうじて、ピアノを弾き狂うシーンがあるから、「そうなのかな?」と
想像させられるだけ。
たぶん、辻さんは「小説を見た人間が、この映画を見に来る」と思ったのかな。
私みたいに、見ていない人間もいるのに。
大沢たかおさんの役が、自殺願望のある青年の役なんだけど、
それも、なぜ自殺したいのか分からないんですよね。
だから、とても子供っぽく責任感の薄い人間に見えるわけで。
まぁ、それも演技が上手いっていうの?
とにかく、大沢さんが好きなんで、だらしなくても子供っぽくても、
もっと同情出来るような役柄にしておいて欲しかった・・・。
豊川悦司さんは、余命1ヶ月の病人の役なんだけど、
役のために減量したらしく、頬もゲッソリしていて
とても痛々しかった。とても上手です。
倒れる時も、痛くないように自己防衛で思わず手を出してしまうけれど、
(ドラマとかでよく、そういう役者を見る・・・。)
豊川さんの倒れ方は、なんかリアルです。
yumaちゃんと、自転車に乗るシーンがとても爽やかでした。
諸行無常という感じがする映画で、考え方によっては物語に広がりを感じます。
死んだ人間はどこに行くのだろうとか、人は死んでもこの世に影響を与えるとか。
『白仏』を思い出すのは私だけでしょうか?
全然違うけど、根本のところは、とっても似ていると思います。
映画監督としては、まだ上手さが足りないようにも思いますが、
映像もキレイだし、思想やテーマも好きな部類でした。
原作を読めば、もっと面白くなることだろうと思います。