ねこぱんち

絵日記のようなもの。
本や映画、生活のこと、思うことなどを気ままに書き連ねています。

花があったからいつも倖せだった

2006年05月08日 01時11分13秒 | 
またまた黒柳朝さんのエッセイです。
秋山庄太郎さんの瑞々しい写真とともに、思い出のエピソードとか
その花に出会った切欠なんかを書いたものでした。
写真も綺麗だけど、文章も面白いもんです。

大の花好きだった朝さん。
可愛いのか強欲なのか、気に入った花を見つけると
人様の物でも、拝借してしまう程の、花狂いっぷり!
盗むといっても、真の花好きだけあって、枝の?先っぽを
少しだけ折って頂く程度ですが・・・。
湿らせたティッシュに、大事に包んで帰るんだそうです。
私、挿し木をして、根付いたことなんてありませんが。
朝さんは、そういうのが上手みたい。
まぁ、植物園から枝を持ち帰るのは、いくら害がなくても、いいのか?
という、面白可笑しいお話でした。

植物と相性の良い人って、どうしてあんなに世話が上手いんだろう。
みどりの指」とか言うらしいけれど、本当に何かが違うんだろうな。
それってもしや、人間性???

私も見るのは好きなんですがねぇ。
どう世話していいのか知識がないもんで、花束もすぐに枯らしてしまう。
駄目な女なんです。。。

水切りすると長持ちするらしいから、やりかたを調べてみようと思います。
「美しくない人生は、情けない」とシュウ・ウエムラも言っていたし。

本の話に戻りますと、私、恥かしながら、
それほど花の名前と実物が一致しない人だったんですが、
この本を読んで、とても楽しく分かりやすく、花を覚えることが出来ました。
「くちなし」とか「ダリヤ」とか綺麗ですね。

ゴールデン・ウィークに、じいちゃん家に行ってきたのですが、
「ぼたん」と「かいどう」が好きだということに気づきました。
大輪の花を咲かせる「ぼたん」は一輪だけでも圧巻だし、
小さいピンクの花がポロポロ咲く「かいどう」は個性的で可愛いのです。

あぁ、おれも「みどりの指」になりてぇ。
2日だけの休みでしたが、とってもリフレッシュ出来たので
心が元気になりました。


チョッちゃん物語

2006年04月30日 23時39分31秒 | 
敬愛している黒柳徹子さんのお母様である、黒柳朝さんの本です。
図書館で検索してみたところ、すぐに借りられたので、読んでみました。
児童向けに書かれたこのなので、さほど時間はかかりません。

ですが、「窓際のトットちゃん」で号泣したように、
またしても号泣してしまいました。

素晴らしいお母様なのですね・・・。

面白いなぁと思ったのは、徹子さんの本で紹介されているエピソードと
朝さんの本で書かれている物では、感じ方・捕らえ方が少し違うところです。
違う人間なのだから、当たり前と言えばそうなんですが・・・。
それでも、読者は2パターンの面白さを感じるのだから、得した気分?

徹子さんの本には、「お父様は朝さんが大好きで、出かけても
急いで帰ってきた」というようなことが書いてあるのですが、
朝さんの本では、それだけの関係ではありません。
まぁ夫婦の当事者だから当たり前か・・・。


戦前の貧しいけれど満ち足りた生活とか、クリスマスの時の事とか、
初めてのお出かけとか、小学校の事。
長男の明治さんに起きたこと。
戦争が始まり、生活が変わっていく様子や、
定期券を失くしたために起こった大冒険。
父・守綱さんの行方とか、一つ一つのエピソードが
丹念に磨きこまれ、キラキラと光っていました。
子供用に書いてあるので、余計に飽きさせない努力をしていると思います。

でも、まだまだ物足りない・・・。
もっと読みたい・・・。

もっと探さなければ!

と、調べていたら、徹子さんの妹さん「黒柳眞理さん」も
エッセイを書いていらっしゃるようです。
知らなかったー。
姉ちゃんが徹子だなんて、面白そうだなぁ。


透明な旅路と

2006年04月20日 23時09分41秒 | 
淡いような、深いような水色に、一輪の彼岸花が美しい表紙です。
この小説にピッタリと合った、良い表紙だと、今は納得です!

最近この人ばかり・・・。
あさのあつこさんの『透明な旅路と』を読みました。
バッテリー』シリーズとは打って変わって、ミステリーです。
正確にはモダン・ミステリーらしいけれどね。
よく分かんねー。

あさのあつこさんって、現実主義なのかなと思っていたけれど、
霊界とかの話も強いのですね。
まぁ、児童文学とかで、よくあるかんじだけども。
「死んじゃった主人公が天国の門番に試練を受けさせられる」みたいなやつね。

この本は、大人向けに書かれていますので、そんなに安直ではありません。
それに、そんなに明るい話でもありませんね。
親が無意識のうちに子供に植え付けるトラウマが印象的でした。
それが元で、主人公は自分の子供も妻も愛せません。
悪循環はどんどん、その軌跡を大きくしていきます。

兄が幼少の頃に、山に引かれて行方不明になってしまった主人公。
母親は、自分の事を、わざとなのか何なのか、兄の名前で呼びます。
仕舞いには、自分が生きている事に罪悪感を持つようになってしまい、
自分は本当に弟の方なのか、本当は兄ではなかったか?と
混乱するようになります。

元凶は、そこなのですが、大人になるにつれて事態は複雑化する一方。
暗い暗い闇の中を、這いずり回る主人公の男性。
子育てって、こんなにも恐ろしいものなのですね。
この母親は、本当に罪深いけれど、同情の余地アリなのです。

霊界に片足一方を突っ込んだような内容なので、
そういうのが嫌いな方は、やめといた方がいいかもしれません。

理不尽な死に方をしてり、突然何の前触れもなく死んでしまった人って、
やはり自分がどうして死んだのか理解も納得も出来ないから
その辺をフラフラしているものかもしれません。

それだけで切ないけれど。

一度犯した罪は、今生で清算できるとは限らないし、少なくとも
一生背負って生きていかなければならないと思います。
大小様々ですが、罪を犯さない人なんかいないだろうから、
私も、読んでいる間中、ポツポツと色んな事を思い浮かべました。
少なくとも私は、それを忘れてはいけないなぁ、と思います。

相手が忘れたフリをしてくれていてもね。

辛いけれど、そこには深い信念のようなものを感じた小説でした。







モテ期到来か?!

2006年04月10日 00時32分45秒 | 日々のこと
最近、地元の図書館でアルバイトを始めました。
今まで、色々な所でバイトしてきましたが、あそこは天国です。
しみじみと、それを感じ、大好きな空間で幸せを噛み締めています。

だいたいの仕事がバーコードを読んだり、パソコンで手続きをしたりする
かんじなので、PCを使い慣れていれば、まぁまぁ覚えられるんです。
ただ、最近は他の図書館から資料を取り寄せする方もいますので、
そういう手続きが意外に大変なくらい・・・。

昼休み一時間に、3時のお茶まで付いています。
じ~ん。
でも、前のバイトの時も「居心地が良い」と思ったんだった。
俺の直感はアテにならないんだった・・・。
あぁ、このままであってほしいのぅ。

まだ始めて2日なんですが、私、長かった冬に終わりを告げたようです。
子供は、そんなに得意な方ではなかったのですが、最近妙に
子供にモテるみたいです。

お世辞にも子煩悩とは言えないのに・・・。
モテても、どう扱っていいか、分からないワタクシ。
勿体無いなぁと、つい思ってしまいます。。。

今日、発見したのですが、子供っていうのは、ワビサビが分かる程
大人ではないので、大人のアンニュイさ、なんかは分からないわけです。
子供にモテたい方は、とにかく、目をバッチリと開けて、
にんまりと笑う事をオススメします!
綺麗に笑わなくても、漫画の絵みたいに、顔の中で、目が一番
大きなパーツに見えれば、大体好感が得られます・・・。

ホント不思議な現象なんですが。
母も信じてはくれなかったけれど、本当にそうなのですよ。

男の子なんかは、恥ずかしくて、モジモジと母親の後ろに隠れてしまい、
影からチラチラ見ている子供もいれば、
堂々と、ヒーローのポーズをやってくれる子供もいます。
後者は、末恐ろしいかんじですね(笑)
将来は女に、モテてモテて仕方なくなるのかもね。

女の子は、世間話のつもりなのか、脈絡の無い話を一生懸命
話していきます。
一体何を伝えたいんだろうか・・・と、困ってしまいますが、
一種の謎解きみたいで、それも可笑しかったりします。
小さくても女の子は女性なので、「その服可愛いねぇ」とか
「髪の毛キレイに結ってもらったねぇ」などと褒めると、
嬉しそうにしています。


あぁ、まじ、男に生まれれば良かったなぁ。

バッテリー6

2006年04月08日 00時10分09秒 | 
とうとう読み終わってしまいました(泣)
さみしい・・・。

あさのあつこさん、もっと書いて・・・。
続きを読みたいんだ!

バッテリー6』たいへん面白く読ませてもらいました。
でも、最後「どうなるんじゃー!続き読ませろコラー!」
と叫び出したいようなかんじで終わりました。
完全に欲求不満です。

まぁ、それだけ面白かったってことだけどさー。
あの終わり方はズルい!
夢のある終わり方だとは思うけど、きっと全国のキッズたちも
「この後どうなるんじゃー!」と叫んでいることと思う。

あさのさん、一つ計算できなかった点があるとするなら、
私達がどのくらい登場人物達に感情移入して読んでいるかってこと。
罪な終わらせ方だわ・・・。

6巻は青羽の出番が少なかったけれど、犬のエピソードのところで、
また、いじらしい気持ちにさせてもらった。
少年達の成長は著しく、若芽が伸びるのを見るように清々しい

昨日、本屋で見かけたけれど、バッテリーの次は「THE MANZAI」らしいですね。
漫才より、野球の方が青春ってかんじがするから好きなんだけども、
私もいい歳して「きゅん」としたいんで、また手に取ってしまうかも。

読後感は爽快!たまには、きゅんとできる。
人の温かさと、怖さ、脆さ、など沢山の側面が見られる。
とっても面白かった

わいわいと

2006年04月05日 01時42分42秒 | 日々のこと
本日は高校からの友達とベラベラ話して、げらげら笑った。
なんてことはない事だけど、こういうのが精神的に
とても安らかになるのが不思議・・・。

もう一ヶ月くらい前に行ってきた、箱根のお土産を
やっとこさ渡すことが出来て、一安心です。
賞味期限内に、一応は渡すことが出来て良かった良かった。

本屋に行ってみたら、よしもとばななさんの「イルカ」が出ていて、
表紙の可愛いイラストをまじまじと眺めて、ひょいと買ってしまった。
Hight&Dryの時も、同じイラストレーターの人の絵に、やられたんだっけ。

こんなに衝動的になるのなら、いっそ個展にでも行ってみようか・・・。
たしか山本ゲンイチさん、とかいう人だった。
ホームページにも、沢山作品が載っていて、シールドがかかってないから
取り放題・・・。(いいのか?)

精霊とか、河童とか、不思議で可愛いかんじの生き物が
ちまちまと並んでいて、癒されるわぁ。
ああいう世界に住みたい・・・。

はっ、また夢見ちゃった!いけんいけん。

急に現実的な話に戻るけれども、本日、「慇懃無礼」という感覚を
初めて味わってしまった。
こんなに切ないものか・・・と、しばしメールを眺めてしまった。

でも私は分かっている。
本人は、そういうつもりじゃないってことを。
最初はビックリしたけれど、後でよくよく考えてみたら、
そういや、いつも、こんなかんじの人だったかも、という気になった。
そうじゃった、そうじゃった。

彼にとっては、これが最上の感謝の意だったハズじゃ。
丁寧過ぎて、危うく「友達じゃなかったの?」と思ってしまうところだった。
今思うと、笑える話でした。

メールだから言える事があると、よく言うけれど、
やはり文字だけのメールでは、伝わらない微妙なニュアンスってあるねぇ。
危うい世界だなぁ。



ぶるぶる

2006年04月04日 02時32分19秒 | 日々のこと
10日も間が空いちゃった!
来てくれた方、すみません。。。

最近、とうとう借金が出来まして、一生懸命アルバイトに励んでおります。
駅前でティッシュやスクラッチカードを配っていますが、
これがまた、寒いこと、寒いこと!

今日なんかは、強風のため散々でしたよ・・・。
末端冷え性だから、足先の感覚がなくて怖いこと。
でも、見知らぬ人々の応援や労いの言葉に少なからず助けられています。

4月から専門学校に通うのですが、教材費やら授業料やらを
親に借りているので、面白いくらいに額が膨らんでいきます。
もう笑っちゃうくらいにね・・・。

現在、消費者金融のティッシュを配っているのですが、
そういう会社は、抵抗がありますよね?
でも中には、全然抵抗なく利用されている方もいて、
いつも不思議に思っていたのですが、
ああいうのって、感覚が麻痺するのですね。
ここにきて、なんとなくその気持ちが分かるような・・・。
いけないなぁ。

先日、専門学校からノートパソコンを買いましょうという
チラシが来たのですが、それがまた高いこと高いこと。
大量注文が来るわけだから、多少は割引きがあると思ったのですが、
普通に定価で16万円もするそうです。

もちろん、私はそんな物買いませんがね。
父に法人名義で買ってもらい(借金だけど)、8万弱で購入しました。
みんな金持ちで嫌になっちゃうわ・・・。

昨日、トップランナーの再放送で、「よしもとばなな」さんの回を見ました。
現代社会ではお金の事がついて回るから、ぜひお金の事を
小説で書きたい。「お金が神様ではない」と伝えたい。
とおっしゃっていました。

私のように親に守られて生きてきた人間には、ふと現実社会の
ルールを目の当たりにした時に、ビックリしてしまうことが多いのですが、
ばななさんも引越しの際とかに、色々な嫌な目に遭われたようです。

物凄い共感を覚えて、なんとなく安心してしまいました。

お金が全てとは思わないけれど、出来ればお金で苦労したくない。
お金は不思議なもので、物理的苦労のハズなのに、
精神的苦労に変化してしまうからさ。
なんて難しい代物なんだろう。


卒業の日に

2006年03月25日 03時35分52秒 | 日々のこと
本日?(昨日)、3月24日は、待ちに待った卒業式だった!
ダラダラと過ごした大学4年間に、きっぱりと「さよなら」するんだい。

そう心に決めて、ストイックな娘を目指し、髪をバッサリと切りました。

しかし、そうそう簡単には変われないのが人間ですね。
私、卒業式当日も、しっかりと朝寝坊いたしました。
ほっほっほ。

日本武道館に到着したのは、もう式が終わって、みんなが写真を
バシャバシャと撮っている最中でした。
なんとか、したり顔で潜り込み、元々そこに居たかのような顔で
きちんと写真に写ってみたりして、私の決意はどこかに飛んで行きましたとさ。

なんとか卒業証書を貰い、そのままカラオケ→飲み会へと流れました。
薄々分かっていたけど、袴を脱ぎに帰った女の子にバックレられて、
なぜか男の子7人の中に紅一点、うまい具合に紛れ込んで・・・。

物凄いモテる女の子、もしくは、物凄い同性に嫌われている女の子
と思われても仕方ない状況ですが・・・これがまた楽しいこと。

男の子のオゲレツな会話って、どうしてこうも可笑しいんだろう。
下品さと、くだらなさは、女には思い付けない領域でした。
あまり人前では歌わない私ですが、面白くてついつい歌ってしまったし・・・。

奇妙な夜は、当分忘れない出来事となったようです。

ちなみに、この写真は、本日撮ったものではなく、22日に撮ったもの。
自堕落な私は、袴で卒業式に行ったら、脱ぎに帰るのが面倒だから
卒業式には、お気に入りのワンピースで出席したのでした。

でも、今考えると、みんなと袴姿で写真撮るのも楽しかったかも。
でも袴って重いんだよねぇ。無理だなぁ。やっぱ。

ストイックへの道けわし。

ベン・ハー

2006年03月22日 01時19分57秒 | 映画
約半世紀も前の映画なんですが、物凄いアクションシーンがあって、
クライマックスなんかは、とても楽しめました。

1959年の米映画、『ベン・ハー』を見ました。

スマステーションで、黒澤明監督の特集をやっていたのを見て、
「日本ではベン・ハーみたいな映画は作れない」と落胆した、
というエピソードを見まして、どれどれと、早速見てみました。
戦後すぐの映画ですが、戦勝国の技術力をまざまざと感じました。
凄いアクションですが、人は誰も死んでないそうです・・・。

アカデミー賞11部門獲得で、『タイタニック』が出るまでは
最高の記録を持っていた作品だそうです。

ローマの休日』で有名な、巨匠ウィリアム・ワイラー監督が、6年半の製作期間と
当時での54億円という巨費を投じて完成させ、
出演者は俳優・エキストラ合わせて5万人!にのぼるそうです。
半端ねぇ!!!


恥ずかしながら、私、ベン・ハーがどういう話なのか全く知りませんでした。
ローマ帝国の支配下に置かれたユダヤの人々の話なのですねぇ。
キリストまで出てくるし、「へぇ。ほぉ。」と言いながら
楽しく3時間半見させていただきました。
やっぱり予備知識ゼロで映画を見た方が楽しいですね・・・。

ユダ・ベン・ハーは、最初から善人でしたが、親友に裏切られ奴隷になり、
人生の苦渋という苦渋を舐めたので、憎しみを原動力に生きる人間になります。
復讐をするためだけに生きながらえるんです。

言葉にすると安直になってしまうけども、その凝り固まってしまった
ベン・ハーを正すのが、キリストの愛です。

私はキリスト教信者ではないので、そんなに感動しなかったんですが、
よくよく考えてみると、これはとても良い話だなぁと思いました。
奇跡だとか、キリストの偉業だとか言うと、逆に訝しがってしまう
傾向があるのですが、視点を変えて、人間ドラマに置き換えて考えると
あぁ、これが人生の真理だな、と思いました。

悪いクセなんですが、「また神様が全部を丸くおさめるのかよ」とか
「またヒーローが出てきてハッピーエンドかよ」という先入観があります。
「奇跡なんて嘘だ」とか、「そんな上手くいったら苦労しない」とかね。

でも、表面上のストーリーを追うのではなく、裏の意味を見れば、
人生の教訓になるし、心が満たされる物語になります。
今回、ベン・ハーを見ながら「なるほどねぇ」と、こういう事を思いました。

悪い事をすれば、巡り巡って自分に返ってきて、
悪い感情を持っていれば、思ってもいない所から自分に返ってくる。
人間は苦しくても徳を積まなければならず、サボっても回り道をするだけ。
キリストの最後の人生は、とても惨いけれど、それも必然。

話がどんどんスピリチュアルになっていくから、もうやめます。

ダ・ヴィンチコード

2006年03月20日 05時29分56秒 | 
ダン・ブラウンさんの大ベストセラーですが、なかなか読む機会がなくて、
やっと手に取ることが出来ました。
面白いことが沢山書いてあって、感動しました。

スタンダードなミステリー小説なんですが、
宗教とか西洋の歴史とか、ダ・ヴィンチについての解釈が
とっても斬新で、驚きの連続でした。
最後まで飽きさせない努力が嬉しいです。

レオナルド・ダ・ヴィンチの絵は、学校や生活の中で、
何度も目にしていて、「モナ・リザ」の微笑については知っていたけど、
こんな解釈(裏話)があったのですねぇ。
歴史学者、楽しそうだなぁ。

展開はスタンダードなので、先が読めると言えば読めてしまいます。

けれど、そんなものが気にならないくらいの歴史的背景の壮大さ!
何千年も前から脈々と受け継がれてきた信仰・秘密の重み。
そういうものが、この物語の最大の魅力なんだと思います。
確かに面白いや。ベストセラーも伊達じゃない。。。

ゴールデンウィークに公開される実写版の方も、
トム・ハンクスが主演をやるそうで、期待が膨らんでしまいますね。
大好きなジャン・レノも出るし、「アメリ」のオドレイ・トトゥも出るらしい。
豪華☆豪華!

私はルーブル美術館とかの、重厚な建物を見るだけでも楽しいと思うので、
見に行こうと思っています。
楽しみだこと。