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SONY ウォークマン

2012年11月30日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは、落雷抑制システムズの松本です。

SONYの成功物語の一つにウォークマンがありました。最近の若い人はもう知らないかもしれませんが、テープの再生専用の小型機で発売当時は世界中を席巻しました。ちょうど、現在のiPhoneのような元気がありました。あの機種が開発された裏舞台の一部を私も見たような気がします。

当時、テープレコーダと言えばSONYでしたが、その中で「カッパブックス」と言う新書と同じサイズのものがありました。私はその愛用者で、当時一番サイズの小さかったこの機種で英会話のテープを聞きながら通勤していました。買った時に同封されているアンケートのハガキには、私は文句を言うのが好きなので、いつも辛口の返事を出しました。しばらくすると、SONYから一ツ橋のレストラン「アラスカ」への招待状をいただきました。当時、一度は食事をしたいと思っていたけれど、新入社員には高そうな「アラスカ」への招待ですから喜んで行きました。

そこには10人弱のユーザが集められ、その多くはSONY製品をこよなく愛する常連さんのようでした。食事はサンドイッチだけで期待外れでしたが、そこでは何故、SONY製品を買ったのかと言うような細かなマーケット調査の場でした。私は用途から言えば、テープレコーダの録音機能を使用する事は殆どなく、再生だけでいいから小型が欲しいという意見をしました。テープレコーダ、実は大嫌いなのです。中学生の時、初めてテレコを買って自分の声を録音しそれを聞いた時、ショックでした。今まで、テレビ、ラジオから流れて来るのは美声ばかりでしたから、当然それを期待していましたら私の期待と全く異なり、ガマの鳴いているような自分の声に最初はこれが自分の声とは信じられませんでした。ですから、テレコに録音機能など不要と子供の頃から思っていました。ウォークマンが発売された時、これはあの時のアンケートも一役買っているに違いないと思いました。

アラスカでの意見聴取、食事は期待外れでしたが、当時の給料の1/5位のかなり高額のタクシー代をいただきました。そこで、スゴイと思ったのは、そこまで費用をかけてユーザ・ニーズを探し求めていたSONYの姿でした。私は、アンケートには辛口で返事を書き続けていますが、お呼びがかかった事はそれ以来ありません。SONYの元気が無くなって、寂しいですね。。成功体験が次世代技術への乗換を阻害し凋落する例は多々あり、ビジネス・ケースの分析としては楽なのですが、色々な問題は第三者には簡単に見えても当事者としては簡単なことではないのは人生相談などを聞いていても分かります。

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