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オプションB シェリル・サンドバーグ  日本経済新聞出版社

2017年08月17日 09時00分00秒 | 雷日記
こんにちは。 落雷抑制の松本です。

生きている間、様々な決断が必要ですが、ある場合には先延ばしし、グズグズ言いながら歳をとる。 ある場合には、ほぼ、即決で決めなければならないこともある。 物事を決める場合、諸般の事情は常に最善と思われる選択肢ばかりを選ばせてくれません。 むしろ、本当は選びたい選択肢を簡単に選べないという葛藤が生きる事の難しさそのものです。 最善の選択肢ばかりで決断できれば苦労はありません。 その中で、現実的な「次善の選択肢」を選ばざるを得ない場合も多々あります。 最善(第一志望)を選べなかったということがトラウマになり後悔の年月を重ねる人も多いことでしょうが、そのような後悔にはサヨナラをし、「次善の選択肢」(第二志望)を選んだことでも堂々と生きることのできる心の強さを鍛錬することも必要です。

一般的に言えば、米国人は生きることに前向きな方が多く、それ故、夢を実現させていくことを人生の生きがいとし、それを「アメリカン・ドリーム」などと呼ぶことが多い中、自分で描いた夢の実現が挫折するというのは大きなマイナス要因なのです。 その方達からすれば、「オプションB」で満足することには大きな抵抗があり、それを克服したことで一冊の本を書いてしまうのはスゴイことです。

それに比べると、「知足小欲」的な、大きな夢の実現よりも小さな幸せで満足する「仕方ない」文化で育った普通の日本人には「次善の選択肢」など当たり前にも思えます。、本当に自分の望む事が「最善の選択肢」なのか? これは、何事も自分本位の米国人であれば当然のことですが、時にそれは「自分勝手」というだけの「ミー・イズム」であり、諸般の事情を考慮した上での「次善の選択肢」こそが、自分とその周囲を含めた「最善の選択肢」であることもあり得ます。

何が最善で何が次善か? などと、禅問答のようなことにならずに、心の軸がブレることなく「選択肢」を選び続けることこそ大事で、何もしないことの言い訳に「事前の選択肢」を選んでいるのではない事は、さすがに前向きな米国人であると言えます。  「レジリエンス」という言葉、今ま「で国土強靭化」、災害に遭ってもこれに負けない強い国土を作るべきという場合でのみで理解していましたが、国土のみならず、自分の心も「レジリエント」であらねばならない、「折れない心」の作り方の参考になります。

著者のシェリル・サンドバーグさん、自分の心と毎日の生活を深く、噛み締めて生活していることに感心します。 私の場合、忙しさというシェルターに逃げ、大事な決断は先延ばしにし、物事を深く考えない能天気な性格の中で薄ぺらな毎日を過ごしていますので、本書のような周囲の人との濃密な人間関係の中で、その観察眼、知識、好奇心の強さ、など「折れない心」の中身は既に天性の才能として備えていたもののようにも思えます。 メゲズニ頑張ろうというのは、米国のフロンティア精神の中で育まれている部分もあるように思え、一人一人が個人の事もこれだけオープンに語れるのは、米国社会の強さにも通じるところがあります。

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