田園風景で「ふるさと」を想う。

2006-08-30 18:41:34 | つれづれ
先日、霞ヶ浦に行った。
日本第二の湖と、筑波の山々。
やっぱ、霞ヶ浦といったら、うなぎでしょ、ってことで、
国道からでっかい看板にひっぱられ、側道にはいる。
丁寧に要所要所に案内があり導かれていく。
民家風のお店。

落語で、鰻の噺は、
「鰻の幇間」、「後生鰻」、「素人鰻」、「鰻屋」。
まくらで、「ケチと鰻屋」
鰻の匂いでめしを喰っていると言って、
隣の家に、匂い代を請求する鰻屋に、
手の中で銭の音だけ鳴らして、
そっちは、匂いだけだから、
こっちは音だけ、というばかばかしい噺。
噺の中では、「子別れ」の夫婦再会の場所が思いつく。
もちろん、他にもあるでしょう。

鰻は好きだ。
落語の噺を知ってから、
鰻屋に行くと、さらに、くちがゆるむ。
味覚だけでなく、その知った噺の情景が、登場人物が、やりとりが
鰻の匂いの中で、動き出すから楽しくってしょうがない。

霞ヶ浦の鰻は、肉厚だ。
肉厚だけにひと切り身の、
身の盛り上がりと身の盛り上がりの間にタレがたまっている。
これが、霞ヶ浦流か。
タレの味もちょっぴり辛目だった。
一八さん、お新香は、とってもおいしかったですよ。
残念ながら、お酒は、クルマなので、飲まなかったですがね。

こう書いていながら、
においがしてきて、よだれが出てきます。
さすが、♪う~な~ぎ、お~いし、
ふるさとを想った。