おきらくアートの樂画喜堂

箕面市萱野、芝樂広場のコンテナにある常設型のワークショップ。落書きするように楽しくアートに親しんでいます。

内なる「天才」発掘中

2012-11-20 10:07:47 | 日記
まず最初に「おとなの日」フリーのときの、たかちゃんの作品から。






富士山を描いたのですが、描いているうちにどんどん乗ってきて、何枚でも描きたくなったようです。上の絵と下の絵、似ていますが上の絵が1枚目、下の絵が2枚目に描いたもの。明らかに2枚目は1枚目より力があります。雲や山に立体感が出ていますね。雲の描き方にこだわりがあって、納得できるまで描きたかったらしいのですが、夕方用事があるということで残念ながらタイムアップ。

「前は町に外出しても、人の服や靴くらいしか興味もって見てなかったけど、絵を描き始めてから『きれいな夕焼けやな。あの空の色を画用紙に写せたらな』とか思うようになったわ。それだけでもうれしいねん」と言ってくれました。80歳を過ぎて、この感性! すばらしいです。

当日スタッフのせいちゃんのお製作の様子。テクニックはあっても、力ではたかちゃんには及びません。





次は「こどもの日」フリーのひとこま。



左手前、帽子の男性は、樂画喜堂のスタッフ見習い中の佐藤君。樂駄屋の新店長ムカイちゃんの夫です。病気療養中ですので、毎回はいませんが徐々に馴染んでもらおうと思っています。こう見えて芸大のデザイン学部卒業です。病気のせいで落ち込んでいたり、こらえきれずに激しいゲップ(おとうのゲップとは違うもの。空気の逆流だそうです)のようなものを連続したり、ちょっとびっくりするかもしれませんが、温厚で真面目、そしてかなりお茶目な人です。芝樂の新しい仲間ですので、みなさんよろしくお願いします。



いつも樂駄屋でしかられてばかりいる男子も神妙な態度でお絵描き。最初は「おもろなさそう」と言っていたのですが、やっているうちに無口になりました。どんどんはまっていく様子がわかりやすすぎ(笑)。



上はテツジのすばらしい作品。いつもと違って実験的にキャンバスに描いてみました。どうです、この構成力とリズム感。テツジはみんなに褒めちぎられて、得意満面でした。



テツの作品も、力強く素敵です。みんな強いものを持ってますね。




こちらは女子チーム。ユエは型を使ってメルヘンな絵に挑戦しています。これは一つずつのパーツを組み合わせて絵を仕上げていくので、計画性つまりデザイン力を養うのに役立ちます。丁寧にひとつずつ塗り分けていました。かと思うと空は大胆に色を塗り重ね、なかなかの作品に仕上がりました。




チカは木の葉をモチーフにして描いていますが、淡い色を重ねて丁寧に丁寧に仕上げています。色使いも独特で、大人っぽい仕上がりでした。




こんなかんじで大人も子どもものんびりお絵描きやってます。

樂画喜堂のまわりはすこしずつかっこよくなってます。
まずは看板。



おとうが作ってくれた花壇と掲示板。樂画喜堂のカレンダーも張りました。





デッキが片付いたので、仲良しベンチも映えます。あとは番台と、オレンジ色の棚の処分やな。

樂画喜堂がオープンしました

2012-11-09 17:33:43 | 日記
芝樂にまた一つ楽しいスペースができました。
誰もが気軽に参加できる常設型のワークショップです。

自由に絵を描いたり、工作をしたり、ときにはインスタレーション(空間芸術)にも挑戦します。

「絵がうまくなる」ことや「美術に造型が深くなる」ことではなく、アートを心や体で体験することを目的としています。
そのため既存の美術教室のような「先生」はいません。その時々でテーマを決めて、
参加者は自分にしかできない「表現」をすることを楽しみ、スタッフはそのお手伝いをします。

このようなコンセプトだけは早くからできていたのですが、改装がなかなかはかどらず準備期間が長かったので、楽しみにしてくださっていた方には「大変お待たせしました~」というかんじです。

大人「フリー」の日の様子。この日は「いこいの家」のイベントや宣伝不足もあって、5人の参加でしたのでこじんまりと楽しみました。お天気もよく、コンテナの開け放した窓から爽やかな風が入って来て気持ちよかったです。



芝樂広場の桜や月桂樹、オリーブの葉を使って、パステル画を描きました。芝樂広場はモチーフも豊富です。
中嶋よしのび様も花壇づくりの後に参加してくれました(赤い服の人)。描いた絵も激しく赤かったです。

作品を撮り忘れましたので、また後日アップします。

こんなかんじで、のんびりスタートしました。みなさんも一緒にアートを楽しみませんか?

11月と12月の予定です。