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“アレオレ詐欺”社員

2011年01月12日 | ニュースで感じたこと
生き甲斐のある仕事を阿していないから、こういう人が出てくるのでしょうね。

仕事が楽しくないから、インチキでもして人に認められようと感じているのでしょう。
そんな人がいつまでも、人から認められ続けるとは思えませんが・・・

生き甲斐ある仕事に就いている人は、10%も満たないといわれる。

確かにそうかもしれない。

だから、職場で鬱病になってしまう人もたくさんいる。

みんなが、自分の楽しいことを仕事にできればいいんですよね。



“アレオレ詐欺”社員に募る「やられた!」感 結果重視の成果主義が生むフリーライダーとは?(ダイヤモンド・オンライン) - goo ニュース

人のアイデアや成果を自分のものに!あなたの会社にもいる“アレオレ詐欺”社員

「アレオレ詐欺社員」とは、どのようなフリーライダー社員なのだろうか。それは、「人がやった成果や、人に手伝ってもらって上げた成果を、さも全部自分がやったようにアピールして、手柄を自分だけのものにしてしまう」社員のことである。

「あれ、俺がやったんだよね」「あれ、俺が考えたんだよね」――というようなセリフを吐くところから、「アレオレ詐欺社員」と言われる。

 この「アレオレ詐欺社員」、拙著『フリーライダー――あなたの隣のただのり社員』では「成果・アイデア泥棒型」社員というタイプで分類した社員そのものである。


結果重視の成果主義が「アレオレ詐欺社員」を増やす!

「オジサン粘土層フリーライダー」と同様、会社を見渡すとこのような社員は1人はいるものだが、特にどんな会社で多く見かけるだろうか。それは、結果偏重の「成果主義」を導入している会社である。

 社員の評価がプロセスではなく結果偏重の場合、自分の手柄を上げることと、それをアピールすることが社員の関心事になりやすい。そうなると、中には人を使うだけ使っておいて、手柄だけは自分が持っていこうとする社員や、人が出したアイデアや人がやった成果を、自分が主役となってやったというようにアピールする社員が出てくる。これが「手柄被害」にあった周囲の人からすると、「アレオレ詐欺」となるわけである。

 実際に被害に会わないと、「あ~、そういう奴いるよね」と観客的な立場でいられるが、実際の被害者となると「許せない」という怒りも露わにインタビューに応える人もいたくらい、腹立たしいものである。

手伝ってあげたのに……。
わざわざ時間を使って空虚感だけを覚える「被害者社員」

 ある大手企業の社員Aさんは、インタビューで話をしているうちに、そのときの心境が蘇ってきたのか、次第に興奮した口調になってきた。以下は、Aさんが語った内容だ。

――あるときBさんから、今期の彼の目標テーマになっていることで相談に乗って欲しいというから、ブレーンストーミング(アイデア出し会議)につきあったんですよ。結構何回もミーティングをやりましたよ。

 そこでは、『こうしたらいいんじゃないかな』みたいなアイデアをたくさん出してあげました。Bさんは、自分からはアイディアはほとんど出さず、『うんうん』とか『それいいね』とか言って、反応しているだけでしたけどね。

 私は別に、そのBさんの仕事に直接関係しているわけではないのですが、まあ、頼りにされれば仕方ないですよね。同じ会社の仲間だと思っていますから。

 わからないことはインターネットを使って調べてあげて、メールで送ってあげたり、プリントアウトしたものを渡してあげたりもしましたよ。あるいは、『それだったら、この人が詳しいかな』と人を紹介したりもしました。正直、自分の時間をそれなりに使ったと思います。

 しかしですよ、彼はそれを「全部自分が調べて、全部自分がアイディアを考えてやった」という話にしているわけです。そのことは、期末の評価のときに知りました。私の協力や貢献なんて、一言も話に出ていないそうなんです。

 いや、それで「私の評価を上げて欲しい」とか、「加点して欲しい」とか言っているわけでないのです。そういうことがあったことを上司にさりげなく伝えてくれるとか、一緒に働く仲間としてのマナーみたいなものがあるじゃないですか。調子がいいふりして近寄ってきて、結局は丸投げしておいて、おいしいところだけを持っていくタイプだったんですよね、Bさんは。

 私も、やられて初めて知りました。でも、その後で耳に入ってくる情報によると、他にも同じ被害に遭った人が過去にもいるそうで、常習犯なんですよね。もう二度と私はBさんに協力しないですよ。あのとき使った時間のことを考えると、今でも腹が立ってきますね――。

 Aさんの話からは、まさに被害に遭ってみないとわからない悔しさがにじみ出ている。それは、「協力した時間が奪われた」「自分の貢献が奪われた」という物理的なこと以上に、「仲間と思っていた人からマナーに違反する行動をとられた」というところに、怒りの根源があるような気がする。

 つまり、仲間に対する「善意」という心を裏切られたことに、物理的なこと以上の腹立たしさを感じているのである。

 社会問題になっている「オレオレ詐欺」でも、息子の交通事故や使い込みなど、子を思う「善意の親心」を逆手に取った騙し文句が使われる。それは、物理的な損害のみならず、深い心の傷を被害者に与えてしまう。そして、人間不信を生み出してしまう。

「アレオレ詐欺」が人に影響を与える構図もこれと似ており、それゆえ、やられた側からすると「たちの悪い」フリーライドなのである。

評価が手柄偏重型で上司の管理能力が低いと
「アレオレ詐欺」が横行しやすい
 Aさんの話によると、会社の評価の仕組みが「手柄偏重」の目標管理システムになってから、このような社員が会社の中に増えたような気がするということだった。

 目標達成のプロセスを評価で問う仕組みになっていないため、手柄と言える結果さえうまくアピールできれば、それだけで評価されるケースが生まれることになる。

 Aさんによると、「説明さえついてしまえば、その人はオッケーになる」という。

 1つ疑問に感じるのが、評価者である上司がそういったフリーライドに気づき、当事者を問い詰めるべきではないかということである。しかしAさんは、「今の管理職クラスは、それができていない」と指摘する。

 Aさんの会社の管理職は、フラット組織になっているため、評価をつける部下の数が多いそうだ。それに加えて、ほとんどの管理職がプレーイング・マネジャーとなっており、やることがあまりに多いため、部下に対する細かいマネジメントができていないケースが色々な職場で見られるらしい。

 その結果、アレオレ詐欺社員のアピールに対して、「それはお前が中心になってやったのではなく、あいつの力だろう」と突っ込んだり、中身を細かく追究できる上司が少ないという。

 実質的なマネジメント不在状態が、「アレオレ詐欺社員」を生み出す、あるいは、のさばらせてしまうとするならば、管理職も反省をせねばならない。

個人主義の台頭で、「アレオレじゃない社員」も増殖中?

 一方、企業の人と話をしていると、「責任を他人に転嫁して言い逃れをしようとする社員も増えているのではないか」という意見を聞くことも多い。「アレオレ」ならぬ、「アレオレじゃない社員」である。

 たとえば、仕事でうまくいかないことがあったりしたときに、「あの人が教えてくれなかったから」とか、「みんなが情報をくれなかったから」などと言って、失敗の原因が自分ではなく、自分を支えない周りにあるという「責任逃れの抗弁」を始める社員だ。

「子どもか!」と思わず突っ込みたくなるような言い訳を、平気でビジネスの場で使う若手社員も、中にはいるそうだ。

 若手ばかりでなく、管理職にも「アレオレじゃない社員」は存在する。部下の失敗や、うまく上がらない成果に対して、「アレは部下の不始末でして」と言っては逃げる。あるいは、「まったく。お前のせいで、オレが困るじゃないか」とキレる。管理職としての自覚と責任はどこへやら、という感じである。

 誰しも自分が可愛い。しかし個人主義が行き過ぎてこういった人たちが増えると、周囲の人とやりとりするのがうざったくなってしまう。何か言えば返ってくるのが、自分の利益しか考えていない言葉ばかりだと、人は嫌な気持ちになる。そんな会話には、誰も心地よさを感じない。

「アレオレ系」フリーライダーは、知らず知らずのうちに、コミュニケーションの面からも人を疲れさせている可能性があるのだ。

 21世紀が10年経過し、偏った個人主義では社会や会社がうまくまわらないことを人々は体験した。2011年は、「利己」から「利他」へと、少しでも多くの職場が変わっていくことを祈願している。

((株)道(タオ)代表取締役社長 河合太介)


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