ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [平成二十一年一月二十九日]

2009年01月29日 | fine arts
夜めのスタヂオ仕事の前にガッツリと展示を見て廻りました。写真は春を待つ、泉屋ガーデンのモクレン冬芽です。モコモコの毛で温かそう。まだまだ寒いながらも春は迫って来ています。

2009両洋の眼 第20回記念展 於: 日本橋三越本店 新館7階ギャラリー
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 甲
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 甲
自己趣味性度 – 丙
今まで数年に渉り訪れている、芸術に於いてあらゆる垣根をなくし、良い絵画を集めた展示です。現在、一線で活躍中の作家の方々の本当に素晴らしい作品の数々、とにかく見応えがありました。自分としては、やはり日本画家の作品に眼が行きがちでしたね。

第20回 両洋の眼の作家展 於: 日本橋三越本店 本館6階美術特選画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
いつも「両洋の眼」展と併催されていて、「両洋の眼」に出品されている作家の方々が描いた小作品を展示即売しています。同じ作家の方の作品でも、小作品になるとまた違った趣があって見ていて楽しいですよ。是非、こちらも見るべきですね。

日本橋三越本店 → http://www.mitsukoshi.co.jp/shop?EcLogicName=storeinfo.storetopInfo&tenpoCd=10

SHO PROJECT III WITH DURHAM PRESS INCLUDING JEAN-PAUL RUSSELL 於: ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート
自己期待度 - 甲
自己満足度 – 丁
自己不満度 – 乙
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 丁
自己趣味性度 – 丙
アンディー・ウォーホル氏による版画作品のプリントを手掛けたルパート・スミスの片腕として活躍し、プリント工房・ダーハム・プレスを設立した摺師、ジャン=ポール・ラッセル氏の仕事を紹介した展示。興味深い企画ながら展示作品が少なく拍子抜けした感じでした。しかし、自分知らなかったラッセル氏の制作活動が分かったのは良かったです。

ギャラリー・ショウ・コンテンポラリー・アート → http://www.g-sho.com/

大矢加奈子 Empty room (gradation) 於: H.P.FRANCE WINDOW GALLERY
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 丙
アクセサリー・ショップの店頭ウインドウを使用しての展示なので作品点数が少ないのですが、あたかもウインドウ・ディスプレーの様に作品が並び、良い演出がなされていました。オレンヂ色を基調とし日用品を描いた大矢加奈子女史の作品は親近感が沸き、良い雰囲気のペインティングですね。

H.P.FRANCE WINDOW GALLERY → http://www.artdiv-hpf.com/window/

近代の屏風絵 煌めきの空間 (前) 於: 泉屋博古館分館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
本館所蔵の明治・大正期の近代に描かれた屏風絵を中心に江戸時代の名品などを含めた展示です。琳派の画風より、その流れを汲んだ木島桜谷氏による作品は圧巻で、その他の作品も見応えのある素晴らしいものばかりでした。

泉屋博古館分館 → http://www.sen-oku.or.jp/tokyo/program/index.html

追憶の羅馬展 館蔵日本近代絵画の精華 (前) 於: 大倉集古館
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
昭和5年にイタリア政府主催によりローマで行われた「羅馬開催日本美術展」に出品された作品の展示です。大倉財閥の大倉喜七郎氏が、この展覧会を全面支援していたので、多くの作品を本館が収蔵しています。横山大観氏、下村観山氏等を筆頭にとにかく当時、日本芸術会に於ける粋である作家の作品のみが出品されていたのだから間違いはありません。ね

大倉集古館 → http://www.hotelokura.co.jp/tokyo/shukokan/

南健吾展 於: Gallery-58
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
平面に描かれた絵画が、そのまま立体作品として再現されています。平面⇔立体=虚構⇔現実、でもその全てが実はフィクションでもあり真実でもあるのかなと....。興味深い作品でした。また南健吾氏の作品を見てみたいものです。

Gallery-58 → http://www.gallery-58.com/

スウィート・セクスアリス 乙女のエロティシズム展 於: ヴァニラ画廊
自己期待度 - 乙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 丙
自己趣味性度 – 乙
女性作家6名によるエロティック・アート展。まぁ、女性ならではの視点による作品でしょうが、そんなにエロいと言う感覚より、綺麗と言った印象のある作品ばかりでしたね。面白かったですが。

ヴァニラ画廊 → http://www.vanilla-gallery.com/

[CONNESSIONE] 石川マサル個展 於: ガーディアン・ガーデン
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 丙
自己不満度 – 丁
自己関心度 – 丙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 丙
当ギャラリーの主宰者、リクルートが行うコンペ展「ひとつぼ展」に入選し、スカラシップ奨学生として渡独、そしてイタリアに移り活動し、活躍中のグラフィック・デザイナー、石川マサル氏の凱旋個展です。今っぽいシャープなグラフィック、そしてスタッキングすると城の形になる食器など、なかなか興味深いデザインが紹介されていました。

リクルートの2つのギャラリー (ガーディアン・ガーデン) → http://rcc.recruit.co.jp/

Emerging Artists 2009 新田友美 浅井冴子 島嵜りか 於: Gallery Q
自己期待度 - 丙
自己満足度 – 乙
自己不満度 – 戊
自己関心度 – 乙
自己推薦度 – 乙
自己趣味性度 – 乙
多摩美繋がりの女性作家3名によるグループ展です。同じ女性作家による作品展で、何だか先のヴァニラ画廊での「スウィート・セクスアリス」より、こちらの方がエロティシズムを感じました。3人ともやはり女性ならではの感性による作風なのではないでしょうか?! どの作品にも結構、惹かれました。

Gallery Q → http://www.galleryq.info/

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