ラックストーン・レコード雑記帳 - アート・和菓子・音楽

ラックストーン・レコード主人、山口'Gucci'佳宏がアート、和菓子、音楽などなど、徒然なるまま書き綴る、まさに雑記帳。

今日の美術展 [15 Oct. '07]

2007年10月15日 | fine arts
今日は朝イチで六本木へ。で、昼から打合わせ、夕方からスタヂオの何となく慌ただしい一日でした。

BIOMBO/屏風 日本の美 (後) @サントリー美術館
期と訪れた展示の後期展、今回も見事な屏風の数々が並んでいました。これでほとんどの展示品を観た訳ですが、とにかくオランダのライデン国立民族学博物館より里帰りした作品は全てが美しく素晴らしいですね。今回はその中でも狩野雪渓俊信氏筆「野馬図屏風」が良かったです。二頭の馬が金地に墨のみで描かれているだけですが、線の力強さ、躍動感が表われていて迫力がありました。他には長谷川宗宅氏筆の「柳橋水車図屏風」が渋い趣で気に入りました。こんなに多数の屏風を一堂に観る機会は錚々ないと思うので素晴らしい企画展でしたね。

↓ サントリー美術館 ↓
http://www.suntory.co.jp/sma/


安齊重男の"私・写・録" 1970-2006 @国立新美術館
安齊重男氏が1970年から現代美術の現場を撮り続けて来た写真の展示です。頗る興味深い写真展でした。夥しい数の写真群、安齊氏の視点から見た現代美術、写真に写り込んだ作品を作ったアーティストの気持ちが捉えられている様な気がします。作品実物ではなく写真で見る面白さも感じました。日本に於ける現代美術の貴重な資料でもあると思います。自分は1984年にキース・へリング氏が青山の旧オン・サンデーズに描いた壁画の写真がとても懐しく思いました。

↓ 国立新美術館 ↓
http://www.nact.jp/

グラフィックデザイン1930: 版画、写真、タイポグラフィ、アイソタイプ (前) @Fuji Xerox Art Space
タイトル通り、富士ゼロックス社が収蔵する版画コレクションを中心とした展示の前半です。とにかくデザイン、構成、タイポ、色彩、少色 (1~3色) 刷りの美しさと力強さを感じる作品、印刷物の数々、とても印象的でした。

↓ Fuji Xerox Art Space ↓
http://www.fujixerox.co.jp/event/hanga/index.html

Good Design 2007・ワールドプレミア Part 1 @DESIGN HUB
優れたデザインのあらゆる製品に対して贈られるグッドデザイン賞2007年の受賞作の展示です。本当にいろいろなものがあり、とても優れたデザインで自分が気に入った品も多々ありました。中でも一番気に入ったのが手ぬぐい生地で作った絵本「てぬぐい本」(写真)、和菓子の絵本などもあり、その質感が良く、とてもかわいかったです。パート2に出品される受賞作も楽しみです。

↓ DESIGN HUB ↓
http://www.designhub.jp/


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