三太夫の残日録

俳句を詠み、PCでニュースを読むこれを日課とす。
三太夫は先祖の位牌に書いてあつた名前
これを一寸借用した。

五葉松

2013年12月04日 | 俳句
月並みな言い方であるが、今年もあっと言う間に師走になった。
いつの頃からか、この冬越えられるかな、と思うようになったが、別に体調が悪いわけではない、だんだん体の生命エネルギーが減ってきているようだ。

私は非常に古い盆栽を一本持っている。
どう見ても百年は生きてきたであろう五葉松、安価に手に入れて十年、どうにか枯らさずに育ててきた。
最近この松に非常なプレッシャーを感じるようになった。
今まで何人の人がこの松を育て守ってきたのか、これを考えると私の代で絶対に枯らしてはいけない!、と水をやる毎に思うようになった、私の松であって私の松でない。

前の持ち主が安価に売りに出した気持ちがわかってきた。
私もこの五葉松で十分楽しんだし、そろそろ次の人に、この重い責任をバトンタッチしたいと思う。

  ・肩こりの音の高さや寒の入り