羅漢さんの托鉢日記

私の勤める、葬儀社羅漢では、お客様お一人お一人を訪問する、営業方法をとっています。これを托鉢と称します。  

托鉢日記―やっさと通ったおかげですー

2010-09-20 21:28:25 | 托鉢日記
暑さ寒さも彼岸までとはいうが
「暑いですね」
「ほんとですね」
そんな挨拶を今日も交わしながらの托鉢です。

思い当たるお宅が数軒あり、
訪問するが留守ばかり。

そんな中、携帯がなる。
老眼を細めて表示を見ると懇意にしている会員のMさん。
「今から出て行きますので」とのこと。
(三回忌のギフトは私がついでの時に取りに来ます。と言ってたわけで)
「はい、お待ちしております」と答え、
会社に戻った。

用件を済ませ、Mさんを見送り、十一時。
しきり直しで、今度は西へ。

「こんにちは」
「お盆の節はお世話になりました」
「ああ、何かうちんとに(奥さんのこと)言いよったことやろ」
(・・・言い寄るではありません)
「どげんですか、そろそろはいっとかんですか」
「あんたがやっさと来るけんはいっとかなやろ」
(やっさととは何回も、わたしの田舎ではごっとりといいます)

この方はお盆になると、ごっとり来て、高級八女提灯を買っていく人で、
羅漢をひいきにしてくださるのです。
このお盆は新たなお客様まで伴って来られたのでした。
もちろんそのお客様も提灯を買って行かれました。

「まあ上がってください」
「金はないけど」といいながら、
申し込み用紙に書き込んで下さった。

奥さんが冷たいお茶をだしながら、
「私たちのためにはいる訳ね」
(次は私たちの番ねという意味です)
「いや、羅漢さんのためにはいるとたい」
とご主人が笑いながらきりかえす。

「はい、私たちも会員様のために誠意をもってつくしますが、
会員様が加入してくださることで、羅漢を支えて頂くことになります」
そう答えると、
ご主人は、真顔に戻り、うなずいてくれた。

そして、
「行ってみんしゃい」
といって、知り合いのお宅を教えてくれた。

さらに午後、
もう一軒思い当たるお宅があり
「こんにちは、またお願いに参りました」
「はいっときましょうかね」
と二つ返事で応じてくれた。
(このお宅もやっさと通ったのでした)

そして夕方、
「行ってみんしゃい」
と教えて頂いたお宅を訪ねると、
あの人が紹介したのならという顔で応じてくれて、
「はいらんでもお宅でするよ」
「はいっとけば、安心ですよ」
「今度ね」
「また来ますから」

そんなわけで
本日、「まごころサポートクラブ」デー でした。

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暑さ寒さも彼岸まで
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