らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ジオラマで見る懐かしの昭和(4)

2017-10-14 | 地元紹介

「ジオラマで見る懐かしの昭和」シリーズは今日の4回目が最後です。
大阪府泉佐野市の「いこらもーる泉佐野」で開催されているこの展示会は、当初、開催期間が10月1日までとなっていましたが、1ヶ月延長されて11月5日までとなっており、更に12月1日からは常設展示となる予定だそうです。

「井戸水汲み上げポンプ」
展示台前のボタンを押すと、ポンプから水(白い布)が出るようになっています。
すると、すかさず窓から持ち主のおじさんが顔を出して「だれや! うちのポンプを勝手に使うんは!」というような仕掛けになっています。

・昔は井戸からは釣瓶(つるべ)で水を汲みあげていましたが、このポンプが設置されると、物珍しさのため、子供たちがよく漕いで遊んだものです。


「ベーゴマなど昭和30年頃の遊びと行商」
子供たちはペッタン、パチンコ、日光写真などで遊びました。
ペッタンのヒーローは丹下左膳、鞍馬天狗、お相撲さんや野球選手で、みんなお気に入りのペッタンに秘術を尽くした加工をして技を競い合った。
相手をふわりとひっくり返す時、或いは遠くへ飛ばす時、目的に応じて使うペッタンは異なった。

・パチンコ遊びとは、二股になった木の枝を切ってV型の先端にゴムひもを固定し、中間を皮などでとめます。 それに小石をあてて弓のように引いて小鳥をねらい撃ちする遊びです。
・日光写真とは、太陽光で数分露光させて作る写真で、駄菓子屋さんで売られていた玩具の一つです。
 



「縁台将棋」
昔はエアコンや扇風機がなかったので夏の夕方には縁台を出して夕涼みをしていました。
将棋好きの人はそこでへぼ将棋をするのが何よりの楽しみでした。
近所の人たちが集まってきて、「そこは違う、ここに打て」とか「いや、そうではない、こちらに打て」などと、要らぬお節介で賑わいだものです。



「戦後の町」
焼け野原の町には人々が溢れていた。食べ物を求めてさまよう人々にはそれでも安堵の表情があった。親や家を失った子供たちは行き場を失った浮浪児となってがれきの街に放り出されたが泣き言をいう間もなく、再び生きるための熾烈な戦いが待っていた。

・食べ物を求める人々で溢れている様を再現しています。


「炊き出し」
町のあちこちに近郊の田舎から炊き出しにやってくる人たちがいた。
スイトン(野菜と小麦粉などのダンゴ汁)などが主な食べ物だったが、イモの蔓も、空き地の雑草も、食べられるものはみんな食べて空腹を凌いだ。

私の実家は農家だったので食べる物には不自由はなかったような気がします。しかし、米を食べるのは正月やお盆など年に数回です。朝はサツマイモ、昼と夜は麦飯、スイトンもよく食べました。


なお、「ジオラマで見る懐かしの昭和」展は、11月5日まで開催されており、12月1日からは常設展示される予定です。
関心のある方は立ち寄ってみては如何でしょうか?
・展示期間・・11月5日まで (12月1日からは常設展示予定)
・場所・・・・・・ いこらもーる泉佐野 2階特設会場 宮脇書店奥 (南海本線 井原の里駅から徒歩5分)
・時間・・・・・・午前10時~午後9時
・観覧料金・・無料

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1 コメント

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幼いころの遊び (もののはじめのiina)
2017-10-14 09:11:12
「ジオラマで見る懐かしの昭和」シリーズは、面白い企画ですね。
いまの時代は、物があふれすぎていて、何事もリセットすれば簡単にやり直しが利くとでも考える風潮を想います。
不自由な時代を潜り抜けていると、それも貴重な体験であったかのように懐かしく思えるから、勝手なものです。

九州の幼いころにビー玉で夢中になって遊んだ中に「いんきょ」というのがありました。
WEBで検索するも当てはまる漢字すら分からぬらしいです。
http://blog.goo.ne.jp/iinna/e/1ad71fd7add10fda92ace7dfc58f7b05

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