らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

ジンギスカン料理

2017-02-11 | 雑学

北海道を代表する郷土料理に「ジンギスカン」があります。
ジンギスカン料理と言えば、モンゴル帝国の初代皇帝チンギス・ハーンからモンゴルの料理かと思われますが、そうではありません。
実は、日本発祥の料理で、日本人が現地の羊肉料理を参考にもっともらしく名付けたのだそうです。
そこで今日はジンギスカン料理について調べました。

ジンギスカンのルーツには諸説ありますが、タレ漬けの味付けジンギスカンについては「ルーツは滝川種羊場、普及は松尾ジンギスカン」といった認識があり、これは誰もが否定できない事実であるとされています。

羊毛が軍服の大切な素材となっていた頃、第一次世界大戦時に輸入が途絶え、大正7年に政府が羊毛の国内自給をめざした「綿羊百万頭計画」を打ち出し、滝川や札幌の月寒など全国5カ所に種羊場が開設されました。
その際、羊毛だけでなく、羊肉の様々な活用方策が研究されるようになり、試行錯誤の末、現代のジンギスカンが誕生したのだそうです。
もっとも、庶民の料理として広まったのは戦後のことで、値段が安いわりに美味しかったことが理由とされています。



「羊肉料理・成吉思汗」のレシピは、山田喜平(元滝川種羊場長)が昭和6年に発行した「緬羊と其飼ひ方」に記載されているものが最初といわれています。
また、「ジンギスカン」の名付け親は、当時、南満州鉄道株式会社の調査部長であった「駒井徳三」であるという説が一番有力とされています。

ジンギスカンの食べ方は、焼いた肉にタレを付けて食べる「札幌式」と、タレに漬け込んだ肉を焼いて食べる「滝川式」があり、北海道内でも地域によって食し方が異なっているそうです。
現在ジンギスカンは、北海道をはじめ多くの国民に親しまれる料理となり、平成16年3月には『4月29日を「羊肉(ヨーニク)の日」』として日本記念日協会に認められました。
更に、平成16年10月には「北海道遺産」に選定されているようです。

コメント (1)
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