らいちゃんの家庭菜園日記

家庭菜園、家庭果樹栽培及び雑学日記

蝶と蛾

2015-07-29 | 家庭菜園

カラスに全ての実を落とされた梨の豊水と二十世紀の木には、イラガの幼虫がたくさん発生しました。
殺虫剤の散布をしていないため、幼虫は安心して梨の葉を食害しているようです。
この幼虫に知らずに触れると飛び上がるほどの激しい痛みに襲われるので、手袋をしたうえで、見つけては鋏で切り殺しています。
激しい痛みの症状は 1時間程度、かゆみは1週間程度続くことがあり、卵をつぶしたり触れたりしてもかぶれるので注意が必要です。

・これがイラガの幼虫です。(ネットより)


蝶と蛾は形体は違っても同じように、卵 - 幼虫 - 蛹(さなぎ) - 成虫という完全変態をおこないます。
一体どのように区別されているのでしょうか?
調べてみました。

一般的に、昼間飛んで花の蜜を吸うのがチョウで、夜に飛ぶのがガと思われています。
しかし、一部のチョウは朝や夕方のうす暗い時間を好んで飛び、中にはガのように夜の外灯に集まるチョウもいます。
又、羽をたたんで止まるのがチョウで、広げて止まるのがガと言う区別を聞いたこともありますが、タテハチョウと言うチョウは羽を広げて止まるのでこれも決定的な区別とは言えません
更に、ガはチョウに比べて胴体が太いと言う人もいますが、セセリチョウと言うチョウはガ並みの太い胴体をしており、チョウ並みにスリムなガもたくさんいます。

・これがイラガです。チョウ(アゲハやモンシロチョウ)とは似ても似つきません。


蝶と蛾は昆虫(胸脚が3対の節足動物)の中の鱗翅目(りんしもく)に含まれる動物で、昼間の環境に特化して飛翔力の鋭敏な一群を蝶と呼び、 それ以外のものを蛾と呼んでいるようですが、生物分類学上では特に違いはなく明確な区別はないそうです。
そのために、触覚の形や羽を閉じて止まるか開いて止まるかや、胴の太さや、夜行性か昼行性か等、いろいろ区別する説があるようですが、実際問題、このような基準では区別ができないということです。
結論は、分類すること自体が無意味であるということでした。

なお、日本語や英語では、蝶(butterfly)と蛾(moth)と 区別していますが、区別していない言語もあるそうです。
区別はないと言っても、私にはチョウは可愛いけれど、蛾は憎たらしいというイメージがあります。
これはイラガに痛い目にあわされたことが大きく影響しているのかもしれません。

・これがイラガのまゆです。見つけたら足で踏みつぶしていますが、穴のあいているのは抜け殻です。


コメント (7)
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