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東西の格差について

2012年02月27日 | 主観
競馬の世界では、美浦と栗東の格差が言われています。

理由としては、調教施設の差、水質の差(栗東は井戸水をくみ上げている)、
輸送面の差(小倉開催は栗東が有利だが、北海道、新潟、福島?の輸送はそう差がないらしい)
そして、一番はやはり馬質の差が大きいと思われます。

私も一口をするにあたり、関東在住なので美浦所属の馬中心に考えたいのですがどうしても勝ち星、賞金面の実績から比較をして
栗東所属の馬を選んでしまいますし、世代の一頭は栗東所属の馬を逆に選ぶようにはしています。

そこでJRAが歯止めをかけるためルール改正を考えていまして、以前少しここでも述べたと思いますが新ルールが下記のものとなります。
ttp://number.bunshun.jp/articles/-/192806

簡単に要約しますと
・下級条件(未勝利、500万下)の除外条件を変更する
・その変更は地元枠を設け中山・東京/京都・阪神の開催の場合はそれぞれの所属以外の馬を除外の対象とする
・所属馬以外の馬は出走枠に空きがあるときは出走することができる

この改革はほぼ施行されることが決まっていて今秋にも開始らしいです。
キャロット所属馬で、私の愛馬のマージービートや同じ西園厩舎所属であったラバーフローが美浦の新規開業調教師の元に異動をしますが、
この改革も影響あるのかなとは思ったりします。

数字面では約50勝の勝ち星がこの改革によって美浦に移るらしいのですが、どうなんだろう
JRAの言い分は年間50億円近くの輸送費がかかっていて、下級条件の遠征費を減らすことにより、その経費を減らすことが狙いらしいのですが・・・
ただ、根本的には違うと思います。

私は、施設的な差も確かにありますが一番の原因は美浦が保守的な点が強いことにあると思っています。
委託料の問題にしても、栗東は12人体制で厩舎を運営しているのに対して、美浦は13人で廻していると聞いています。
委託料は人件費が占める割合が高いから栗東の方が安い。
そして、騎手の調教料金にしても美浦の方が700円ばかり高いと聞いています。
騎手に対して、追い切りをお願いした時、その手当を払うのですがそれはそれぞれの騎手会を通して振り込まれるらしいです。
美浦、栗東の追い切りの場所ではなく、それぞれ所属する騎手会が関係するらしいので変な話美浦のアンちゃんに調教を依頼するより
武豊に依頼をした方が安いらしいのです。
ただ、これは私が競馬を始めた15年位前に聞いたので今はどうかわかりませんが

要因の一つに美浦は労働組合が強く、改革がままならないと聞いたことがあります。

JRAは競争意識を高めるために数年前馬房メリット制を導入しました。
これは本当に良い改革であると思うのですが、今回のは駄作だと思います。

ファンは、強い馬同士が戦うレースを望んでいます。
だから下のクラスとはいえ、強い馬がしっかりと勝ち上がりより高いステージで活躍をしていく土壌を造らなくてはいけません。

そのファンを無視して、本当に改革をしていかないといけない美浦の保守的な部分を棚上げし、目先の問題だけを変更する。
とても残念に思います。

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