今年は上海万博もある何かと話題の中国。
で、上海駅前にはケンタッキー、ミスタードーナツの他、中国系、台湾系のファーストフードやレストランが次々と開店していてなんともにぎやかです。
以前この上海駅前の「環龍商場」というビルに、「上海駅食堂」という定食屋があったのですが、セルフ式でご飯やおかずを選んだ後、レジで清算するというスタイル。
日本人が多い市西部の古北地区と虹梅、巨大家電ショッピングエリアの徐家匯にも出店しているそうだ。
ただ、「上海駅食堂」はいつも閑古鳥が鳴いていたね。
開店セール期間中はご飯とみそ汁の半額でアピールしていたのに、逆に
「ご飯の定価は1杯8元!」
という高級さを強調してしまった感じで、中国人がなかなか寄り付かなかったらしい。
※普通は大盛りで2−3元程度ですからね。
食堂の価格帯が他のレストランと比べて特別に高いというわけではなく、もっと高級なレストランも周辺にいくつもある事はあるのだけど、定食屋というスタイルに馴染みが薄いという事と、店舗が道路に面しておらず、
2階のわかりにくい場所に位置していた事で、セルフ方式を維持できるほどお客が入らないため、セール終了後には決まった定食セットだけを出すようになっていたけれど、前年に行ってみるとすでに閉店してしまっていた。
それよりもなによりも、日本の定食屋がなぜここに出店したのか不思議で仕方がなかった。
上海駅前は、固定客として売上の根幹を支えてくれるであろう日本人がそれほど多く住む地区ではなく、
他に顧客として見込めるのは、在日経験のある中国人や日本料理を食べ慣れているホワイトカラー層も少なく、ここにやって来るのは、
1 地方から出てきた人
2 地方へ帰る人
3 それを見送る家族や友人
4 そして出張者
が多いのですが、こうした層は列車の乗車前後にわざわざ日本食を食べたりする人たちではない。
タバコも安物、服も安物、携帯代も極力節約、食べ物さえも安物で済ます人達。
明日の生活もままらない人達の集う場所、それが上海駅前。
そんな人達が一杯8元もするご飯を提供する日本食を食べると考える方がどうかしている。。
周辺にファーストフード店が立ち並んでいるとはいっても、やはり日本料理屋とはニーズが異なるでしょう。
南京西路や淮海中路はホワイトカラーの女性が、中山公園は学生などの若者が、徐家匯はホワイトカラーや若者を中心に幅広い層が、南京東路はお上りさんや外国人観光客、デパートでショッピングをする女性たちが、古北や虹橋開発区は日本人や韓国人が多く、陸家嘴はオフィス街のため平日にはホワイトカラーが、週末には家族連れや観光客が多いという風に、
その街の特性を見分けずに、ただ駅前に出せばいいという日本の考えでは駄目でしょう。
だから、どの消費水準のどういった文化を持つ人々をターゲットとするかによって、出店場所を厳しく吟味する必要があるのは当然ですよね?
この和食屋が上海駅前に出店した理由はわからないけれど、素人目には
若者向けのコスプレショップが巣鴨に開店したような奇妙さを感じたわけですよ。
市場がないことにまったく気が付かなかったのか、通行量が多いから入りが見込めると判断したのか、ライバルがいないため先行できると踏んだのか、それとも他に已むに已まれぬ事情でもあったのか・・。
もし、「上海飲食店開業にまつわる七不思議」
という本があれば絶対に載ってもいいと思う。
まじめな話、上海の飲食店は競争が激しく、日本料理店などもはや物珍しい存在ではなく、場所がよければ繁盛するというわけではありません。
周辺にどのような店舗が進出しているかを調査する必要もあるし、何より賃料という現実的な問題もあります・・。
まぁ肖像画や家系図のようなニッチもニッチな商品を売るという運命を背負っている敬華堂も不思議ではありますが。
で、何がいいたいかと言うと、日本人画家を前面に出して、中国やアメリカなんかで誰か注文をとってくれる営業さんや代理店や取次店がいたらいいなぁと思う次第であったわけであります。
それと、なんとなく今海外で流行っている日本のラーメン店を作ってみたいと思っているのですが、
外資で登記するのと中国人の名義を借りて登記、オープンするスタイル、どちらがいいか迷いますね。
また、消防の許可や衛生許可等、煩雑な手続きも頭が痛いですね
もし詳しい方いたら、ぜひ教えてくださいね♪










