昨日の朝日夕刊コラムは
カモメ 「プロ」の言葉で何と鳴く 藤崎昭子
筆者はアイルランドに出張し、港町ダブリンの象徴はカモメ、耳に「ぴゃあ」と聞こえるが、これでは紀行文もしまらない、
「雲が重く垂れ込めている。ジョイスの銅像に、白いカモメがぴゃあと鳴いて止まった」。 文豪が泣く。
☆
こんなときは言葉の魔術師に頼るに限る。作詞家生活40周年を迎えたヒットメーカー、阿久悠の歌詞を辿るが見つからなかった。(中略 他にも当たったが見つからない) カモメはなんと鳴くのか、誰か教えて下さい・・・
というもの。 とっさに、 むかし覚えた詩が浮かんだ。
かもめ 室生犀星
かもめかもめ
去りゆくかもめ
かくもさみしく口ずさみ
渚はてなくつたひゆく
かもめかもめ
入日のかたにぬれそぼち
ぴよろとなくはかもめどり
あはれみやこをのがれきて
海のなぎさをつたひゆく
若き日、 「入日のかたにぬれそぼち」 のところが好きだった。 その頃の自分に、覚えのない寂寥感に酔った。 憧れたのかも知れない。 カモメの鳴き声は身近にない。 「ぴよろ」 と鳴く、 頭にしみこんだ。
その後、幾たび海にでかけたろう。 詩集は、拗音がLサイズで記載されている。 「ぴょろ」なのか「ぴよろ」 なのかはっきりしないまま、時は流れた。
ぴよろ が、ふさわしいと思うが、 藤崎氏に教えてあげたい。
ほかにも 「みやこへ」 で 「…ぴよろかもめの啼きいづる」 と歌う。 東京を離れ、帰郷したものの焦り揺れる心だった。
-☆-
皆さまのたいせつなコメントをWordから 再現します。
かもめのうた (wabbie) 2005-09-11 13:39:07
うみはひろい~♪
ひろくてあおい♪
かぜのうたはぴいぷ~♪
かもめのうたはぎいよ~♪ぎ~ぃよ♪
という昔、海風を受けて歌っていたことを思い出しました。
全部覚えてないのが残念、いつかひょこんと思い出しますように♪
ぴゃあ♪・・・(笑)
カモメの歌声 (ラグタイム) 2005-09-11 17:08:49
wabbieさん ありがとう
むかし歌われた歌詞を調べました。
「ヨット」と言う歌
佐藤義美 作詞・湯山昭 作曲
1.なみをけって うねりをのりこえて
しろいほのヨットが走る走る走る
うみはひろい ひろくてあおい
かぜのうたは ピープー
かもめのうたは ギイヨギイヨ
2.かぜをうけて ななめにかたむいて
あかいほのヨットが走る走る走る
うみはひろい ひろくてあおい
かぜのうたは ピープー
かもめのうたは ギイヨギイヨ
近くに海がないのでじっくり聞いたことがありません。たまたま聞いたのは「ぴゃあ」とか「ぎゃあ」だったと思うけれど。ギイヨ~、ギイヨ~とは 思いつきませんでした。この歌も知りません。
いつも、あなたの詩のような日記を楽しみにお邪魔しています。
コウノトリ (yagmur) 2005-09-12 06:12:32
だそうです~。
ずぼらな私は鳥の名前も調べずに
写真だけで満足していましたf^^;
でも、名前を聞いてまたまたびっくり。
コウノトリさんがあんなにいっぱい!
「渡り鳥」という単語を辞書で調べると
例文に「コウノトリは南へ旅する」と書いてありました。
きっと渡り鳥の代名詞にもなっているのでしょうね。
何と鳴く (ラグタイム) 2005-09-12 16:48:11
yagmurさん ありがとうございます。
幸せのおつかいですか コウノトリ!! こんなに!!
カモメの鳴き声も思い出したら教えて下さい
Unknown (yagmur) 2005-09-20 10:26:05
ワタシの家の近辺は、カモメだらけです。
ウミネコとカモメは同じ鳥を指すのでしょうか。
「くゎぁ~」とも「ぴゃぁ~」とも「ぎぃ~ょ」とも聞こえますねぇ。。。
なんとも愛らしい声であることは確かです!
夏場は島のこちら側で子育てをするので、
カモメの求愛ダンスなども……。
どちらも愛らしく (ラグタイム) 2005-09-20 14:50:39
yagmurさん ありがとうございます。 カモメの声なんだけれど、聞く人の心のこえ、それぞれですね。
コラムの作者は探せたのかしら。カモメの愛らしい鳴き声… 調べると、ウミネコもカモメ類・カモメ科
ウミネコはミャーォ、クヮーォとか鳴く。カモメの種類も多く、例えば、ユリカモメはギューィ、ギーィッと鳴くがうみねこよりしゃがれていると。姿もウミネコとカモメを見分けるのは難しそうですよ。
思えば 私を真っ先に見つけて下さったyagmurさん。感謝しています。トルコのつれづれも楽しんでいます。
ご教示ありがとうございます (藤崎昭子) 2005-10-05 16:32:22
「なんと鳴く」を書いた藤崎と申します。
続編コラムの参考になるサイトはないかと検索していたところ、こちらにたどり着きました。
拙文をお読みいただき、本当にありがとうございます。
室生犀星さんの「ぴよろ」、この寂寥感はまさに、港町の情景とマッチしますね。
なんといっても、「ぴゃあ」より文学的ですし……。
続編コラムの中で、ほかの読者の方々からお寄せいただいた鳴き方とあわせて、紹介させていただけないでしょうか。
「投稿」という形でお願いするのは不躾かと思いますが、連絡のとり方がわかりませんでした。 ご無礼をお許しください。
ハッピー・サプライズ! (ラグタイム) 2005-10-05 18:18:38
藤崎昭子さま
はじめまして。 ようこそお越しくださいました。
お申し出を快くお受けいたします。どうぞおつかいくださいませ。
ぴよろは深くしみこんで、年を重ねました。 詩文に対する憧れはますますつのります。 blogのふしぎを、ほんとうに嬉しく、楽しく受けとめました。 続編コラムを心ときめかせお待ちします。 ありがとうございました。
カモメ 「プロ」の言葉で何と鳴く 藤崎昭子
筆者はアイルランドに出張し、港町ダブリンの象徴はカモメ、耳に「ぴゃあ」と聞こえるが、これでは紀行文もしまらない、
「雲が重く垂れ込めている。ジョイスの銅像に、白いカモメがぴゃあと鳴いて止まった」。 文豪が泣く。
☆
こんなときは言葉の魔術師に頼るに限る。作詞家生活40周年を迎えたヒットメーカー、阿久悠の歌詞を辿るが見つからなかった。(中略 他にも当たったが見つからない) カモメはなんと鳴くのか、誰か教えて下さい・・・
というもの。 とっさに、 むかし覚えた詩が浮かんだ。
かもめ 室生犀星
かもめかもめ
去りゆくかもめ
かくもさみしく口ずさみ
渚はてなくつたひゆく
かもめかもめ
入日のかたにぬれそぼち
ぴよろとなくはかもめどり
あはれみやこをのがれきて
海のなぎさをつたひゆく
若き日、 「入日のかたにぬれそぼち」 のところが好きだった。 その頃の自分に、覚えのない寂寥感に酔った。 憧れたのかも知れない。 カモメの鳴き声は身近にない。 「ぴよろ」 と鳴く、 頭にしみこんだ。
その後、幾たび海にでかけたろう。 詩集は、拗音がLサイズで記載されている。 「ぴょろ」なのか「ぴよろ」 なのかはっきりしないまま、時は流れた。
ぴよろ が、ふさわしいと思うが、 藤崎氏に教えてあげたい。
ほかにも 「みやこへ」 で 「…ぴよろかもめの啼きいづる」 と歌う。 東京を離れ、帰郷したものの焦り揺れる心だった。
-☆-
皆さまのたいせつなコメントをWordから 再現します。
かもめのうた (wabbie) 2005-09-11 13:39:07
うみはひろい~♪
ひろくてあおい♪
かぜのうたはぴいぷ~♪
かもめのうたはぎいよ~♪ぎ~ぃよ♪
という昔、海風を受けて歌っていたことを思い出しました。
全部覚えてないのが残念、いつかひょこんと思い出しますように♪
ぴゃあ♪・・・(笑)
カモメの歌声 (ラグタイム) 2005-09-11 17:08:49
wabbieさん ありがとう
むかし歌われた歌詞を調べました。
「ヨット」と言う歌
佐藤義美 作詞・湯山昭 作曲
1.なみをけって うねりをのりこえて
しろいほのヨットが走る走る走る
うみはひろい ひろくてあおい
かぜのうたは ピープー
かもめのうたは ギイヨギイヨ
2.かぜをうけて ななめにかたむいて
あかいほのヨットが走る走る走る
うみはひろい ひろくてあおい
かぜのうたは ピープー
かもめのうたは ギイヨギイヨ
近くに海がないのでじっくり聞いたことがありません。たまたま聞いたのは「ぴゃあ」とか「ぎゃあ」だったと思うけれど。ギイヨ~、ギイヨ~とは 思いつきませんでした。この歌も知りません。
いつも、あなたの詩のような日記を楽しみにお邪魔しています。
コウノトリ (yagmur) 2005-09-12 06:12:32
だそうです~。
ずぼらな私は鳥の名前も調べずに
写真だけで満足していましたf^^;
でも、名前を聞いてまたまたびっくり。
コウノトリさんがあんなにいっぱい!
「渡り鳥」という単語を辞書で調べると
例文に「コウノトリは南へ旅する」と書いてありました。
きっと渡り鳥の代名詞にもなっているのでしょうね。
何と鳴く (ラグタイム) 2005-09-12 16:48:11
yagmurさん ありがとうございます。
幸せのおつかいですか コウノトリ!! こんなに!!
カモメの鳴き声も思い出したら教えて下さい
Unknown (yagmur) 2005-09-20 10:26:05
ワタシの家の近辺は、カモメだらけです。
ウミネコとカモメは同じ鳥を指すのでしょうか。
「くゎぁ~」とも「ぴゃぁ~」とも「ぎぃ~ょ」とも聞こえますねぇ。。。
なんとも愛らしい声であることは確かです!
夏場は島のこちら側で子育てをするので、
カモメの求愛ダンスなども……。
どちらも愛らしく (ラグタイム) 2005-09-20 14:50:39
yagmurさん ありがとうございます。 カモメの声なんだけれど、聞く人の心のこえ、それぞれですね。
コラムの作者は探せたのかしら。カモメの愛らしい鳴き声… 調べると、ウミネコもカモメ類・カモメ科
ウミネコはミャーォ、クヮーォとか鳴く。カモメの種類も多く、例えば、ユリカモメはギューィ、ギーィッと鳴くがうみねこよりしゃがれていると。姿もウミネコとカモメを見分けるのは難しそうですよ。
思えば 私を真っ先に見つけて下さったyagmurさん。感謝しています。トルコのつれづれも楽しんでいます。
ご教示ありがとうございます (藤崎昭子) 2005-10-05 16:32:22
「なんと鳴く」を書いた藤崎と申します。
続編コラムの参考になるサイトはないかと検索していたところ、こちらにたどり着きました。
拙文をお読みいただき、本当にありがとうございます。
室生犀星さんの「ぴよろ」、この寂寥感はまさに、港町の情景とマッチしますね。
なんといっても、「ぴゃあ」より文学的ですし……。
続編コラムの中で、ほかの読者の方々からお寄せいただいた鳴き方とあわせて、紹介させていただけないでしょうか。
「投稿」という形でお願いするのは不躾かと思いますが、連絡のとり方がわかりませんでした。 ご無礼をお許しください。
ハッピー・サプライズ! (ラグタイム) 2005-10-05 18:18:38
藤崎昭子さま
はじめまして。 ようこそお越しくださいました。
お申し出を快くお受けいたします。どうぞおつかいくださいませ。
ぴよろは深くしみこんで、年を重ねました。 詩文に対する憧れはますますつのります。 blogのふしぎを、ほんとうに嬉しく、楽しく受けとめました。 続編コラムを心ときめかせお待ちします。 ありがとうございました。