別所沼だより

詩人で建築家 立原道造の夢・ヒアシンスハウスと別所沼の四季。
     

雨のたのしみ

2006-06-18 | 自然や花など
 
          雨はふるふる 城ヶ島の磯に
            利休鼠の 雨がふる

           雨は真珠か 夜明けの霧か
            それともわたしの 忍び泣き

           舟はゆくゆく 通り矢のはなを
            濡れて帆上げた ぬしの舟
           ええ 舟は櫓でやる 櫓は唄でやる
            唄は船頭さんの 心意気

           雨はふるふる 日はうす曇る
            舟はゆくゆく 帆がかすむ  
                     北原白秋 城ヶ島の雨

                -☆-

 利休ねずみのあめがふる 
   消えない線香花火  サボテンの花
    
        ありとあるものの梅雨降る雨の中      素逝
        梅雨続く鈍き痛みの続くごと        瓜人

 「あたらさん」 暮らしの手帖別冊 vol.3 を読んだ 
   古典にみるあたらさん 第二回・平家物語より 
    魂の恋、千手センジュ   清川 妙   
 しみじみと心にしみた。 
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