自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

京の味

2006-01-30 | Weblog
NHKハイビジョンで、京の老舗の料亭、というか「瓢亭」の若き跡継ぎの話を放送していた。2時間番組でこういうのは好きなのでつい見てしまった。
 瓢亭も昼で2,5万円~、夜は3万円~の店である。大学時代、南禅寺から少し離れた所に下宿しており、夏など南禅寺のインクラインの煉瓦済みのアーチの下で涼みながら読書をするために、瓢亭の前を行き来していた。一度は行きたいと思うが果たしていない。
 番組の中では、京都の料亭の主人などが深く交流していると言うことにおどろかされた。よその店の主人が厨房に入り込んで、味から献立まで勉強する。また、技術から経営まで、ノウハウを共有する仕組みがある、そしてまねはしない。このことで京の味が高い水準を維持していると言っても良いのではないか。切磋琢磨、共助のシステムが機能している、と感心した。
 単に伝統だけではなく、新しきものを生み出す仕組みが息づいていることは、どこに置いても学ぶべき事であると、自分の仕事の仕組みを考えさせられた。
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高速LSD

2006-01-29 | Weblog
 今日も良い天気。放射冷却で寒い。山の神が昨日から「コンコン」咳をして風邪気味なので、朝食づくり。面倒なので、オムレツは止めて人参と大根とハムのサラダ。ゴーダチーズを適宜切っておしまい。後はコーヒーを淹れてゆっくり食べる。
 今日は臨時の走行会。1時間遅れで、練習会集合場所へ。ヒカル氏が来ていた。9時と思っていたようだ。今日は8時なのである。
 2人で、306号を逆走。トクさん発見して、すぐに2周回目のMS列車がくる。これに乗り込んで、計8人。途中でY田さんも乗り込んで、一時は9人の大所帯。
 結局私は、3周で終了。Aチームは更に周回を重ねるという。途中参加で、余力はあったが、更に速くなる列車には付いていけない。チームの「LSD]は私にとって中レベルの走行。高速LSD。クランクはくるくる回しするも、いつもよりスピードが速いのでタイミングが合わない。
 風もなく、サイクリング日和。他にも多くのローディと会う。昼にはすっかり暖かくなった。もう春、と言う感じ。(写真は95年賀状) 
 走行72km。Av29km。
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ウソが大手を振ってまかりとおる世間かな

2006-01-28 | Weblog
 ヒュザー、ホリエモン、米牛肉、東横イン・・・世の信頼が崩れることばかり。
 ニュースを聞くだけでくたびれてしまう世の中だ。
 今日は1年余りほったらかしにしてあった、自分の本棚の修繕をした。棚板を止めるプラスチックのダボがいっぱい折れてしまって、2段余りは、本を平積みにして支えていた。従って、本の出し入れは出来ず、積み込むばかりであふれんばかりだった。
 適当な板を切って支えとし、修繕できた。修繕するため、山のような本を掻き出した。
 そこに、なんと、先日借りてきた読んでいる立花隆の「脳を鍛える」があるではないか。なんだか、見覚えがあるなと挿絵を見ていたのだが、一旦買っていたとは・・・。2度買わなかったのはせめてもの救いだが、この有様では、最近はやりの脳力トレーニング本で、だいぶ脳を鍛える必要がありそうだ。
 自転車は、午前中椿神社往復、走行43km。5人ぐみのローディと出会う。
 39-19tで尻を後ろへ引いて、ハムストリングを意識して、廻す。2月まではこんな感じで。(写真は椿草もち、春泉堂)
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米牛肉再禁輸

2006-01-27 | Weblog
 今日の夕刊にグッドラッテ米下院農業委員長が日本の再禁輸措置を「この愚行は許し難い」とし、「輸入した日本車のどれか一部にブレーキの欠陥があると思うので、全ての日本車輸入を停止したのと同じだ」と演説したとある。
 もう、日米開戦ものですな。お互い納得ずくの決まりを、間抜けにも徹底できなかった「ドンキー(間抜け)野郎」に何を言う資格があるというのだ。
 幕末の日米外交から今日まで、米国は良く日本を研究していて、「日本に対しては高圧的に出た方が効果がある」との姿勢で臨んでいる。鎖国、島国日本は外交は不慣れで、なぜかしら今日まで不慣れのママである。弱腰外交と言われるのは近年だけではない。
 しかし、対米貿易一つとっても、この15年で輸出は32%から22%、中国、香港、台湾、シンガポールなど大中華圏は逆に16%から30%などと対米関係は低下している。国際関係にもっと力を注ぐべき。
 頭はアメリカ、体は中国状態で本当に、どっちを向いているのやら・・・
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米国産牛肉

2006-01-25 | Weblog
 どうも信用おけないんだよね。ジョハンズ米農務長官は加工業者は「慣れてなく、不注意だった」と言っている。しかし、国の威信をかけての日本への輸出再開だったはず。輸出の認定事業者ですら従業員への徹底が出来ていないと言うわけだから、エー加減なこと限りない。テレビでやっていたが、ペン農務次官は記者会見で「30月未満は背骨を取る義務は米国ではなく、食べてBSEになる心配はない。交通事故とくらべれば全く安全だ」と言っていたようだ。
 交通事故並みだったら、3日以内に、米国から生きている牛は処分されて、一頭もいなくなっているだろう。馬鹿にした言いぐさだ。
 まぁ、気をつけて食べない、買わないこととしよう。
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「ウソをつくな!」

2006-01-24 | Weblog
ホリエモンである。たしかあったよな、と仕事場の本を借りてきて、再度見てみた。
 「ウソをつくな!」に続けて、「すべてをさらけだして、うそをつかない。 これにつきます。」とホリエモンはのたまう。昨年6月刊「勝つためのインターネットPR術」という本、共著ですけど。
 「株主のために経営する」「株価が上がれば、会社は資金調達の道が大きく広がる」などなど。「株主」ってつまりは自分や自社のことだったのね?!

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練習会は楽し

2006-01-22 | Weblog
 今日はMS練習会。久々の練習会。9月以来の参加。10月のウィダー、11月の焼き鳥サイクリングはあったが、練習会は久しぶり。といっても、冬場のこと、サイクリングのようなLSD。
 Aチームは蝙蝠峠、Bチームは柚之木峠。参加者は途中合流のN納さん、とくさん含め、13人と大勢で楽しい。
 Bチームは、亀山両尾から関白木を抜けて、関宿から25号を加太へ。ここで農免道路経由のAチームと再合流。偶然とは言えほとんど無いこと。加太でAチームと別れ、Bは柚之木峠へ、「登りはそこそこ」などとおだてられて、こぎ出すが、途中でK田さんに抜かれてへとへと。N西さんの2度のパンクもありました。また、安濃ダムの下りで登ってくるとくさんとあったのは驚きでした。伊船のファミマで休憩しているとまた、Aチームのリーダー一行と会うなど、何という日でしょう。偶然が重なりました。(写真は01年の賀状:関宿)
 走行90km
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「脳を鍛える」

2006-01-21 | Weblog
 一昨日のテレビ番組で刺激を受けて、立花隆の「脳を鍛える」を図書館で借りてきた。東大の学生相手の講義をリライトしたものだ。今更鍛えてどうするの、と言うところであるが、実際の所、この歳になれば、脚力を鍛えるより、鍛えがいの有るものかも知れない。
 アインシュタインの脳を調べた学者によれば、彼の脳におけるシナプスを支えるグリア細胞は同年齢の者比較して格段に多かったという。電気信号を伝え、情報処理するシナプスの数は人によって余り変化は無いらしいが、信号伝達速度を速くし、ニューロンの活動を正常に支える栄養補給やケミカルな活動をおこなうグリア細胞の数が多い。つまり鍛え続けていた結果ということ?
 昨夜は飲み会で気の置けない人ばかりだったし、明日は天気も悪いし、と、つい飲み過ぎ、夜中から頭が痛かった。今朝も二日酔い。
 ところが、 朝から薄曇りの風のない天気。
 10時過ぎから、酔い覚ましに、椿神社往復。走行44km。
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サイボーグ医療

2006-01-19 | Weblog
 今日は昨日の続編、NHKハイビジョン立花隆の「サイボーグ医療」を見た。
 いやーびっくりした。脳深部刺激療法。視床下部まで電極をいれて、パーキンソン病が治った。トロント大のローザンヌ医師は鬱病まで治している。
 立花は身体脳と人格脳を区分し、身体脳は良いが人格脳まで触ることに危惧している。過去精神病患者の脳の病巣を摘出し、その結果人格すら変えてしまった、ロボトミー手術の再来ではないかと恐れる。が、患者の利益なることはする、不利益なことはしないとい限度内であれば許されるべきと思う、とも。
 自分としては、全く基本的なことなのだろうが、こうした人間の感覚、5感は脳が感じているのだが、それは一旦電気信号に変えて伝わり、処理されるということ、に今さらのように驚いた。
 東洋の鍼治療は神経系統に刺激を与えるという意味で最先端の治療と通じているのではないかしら・・・と「チャングム」を楽しんだオジンは思ったりする。

 
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サイボーグ革命

2006-01-18 | Weblog
 NHKハイビジョンで今夜やっていた。立花隆と筑波大山海教授などや、アメリカ、英国の取組を放送。アシモなどの自立型ロボットではなく、ロボットスーツというかサイボーク型ロボットの画期的発展可能性を紹介していた。
 脳は人間本人を使う。脳からでる電気信号を拾って解析し、肉体を補助して機械の法が少し早く同調して、重い物を持ったり手足の障害の部分を補助できる様を演じていた。医療、福祉の分野での飛躍的発展を示唆していた。
 アメリカなどでは、これが軍事利用と結びついているという。
 確かに、軍事だけでなく、闇の犯罪にも使えそうで、脳を破壊しない限り行動し続けるゾンビのような敵に対するには、ロボコップも必要かも知れない。
 こんなスーツ(筑波大HAL5号)をきれば、私もツールにでて優勝できるかも。
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ブリのお後はサンマの丸干し

2006-01-17 | Weblog
 今夜のおかずはサンマの丸干し。これも山の神の尾鷲土産。と言っても友人からのもらい物。友人宅の近くの魚屋がご贔屓相手に少量作っているサンマの丸干しで、丸々と瑞々しい。遠隔地への発送用はよく干したもの、直ぐ食べる人には水分を保った丸干しを作っているそうな。半生干しという感じ。旨かった。
 尾鷲にはサンマの丸干しの旨い集落があると言われる。梶賀と言う集落で、朝は陽が当たるが、午後は山の陰で陽が当たらない。この「陽」加減が旨い干物を作るという。午後の強い陽射しが和らぐためらしい。
 ここ10年釣りはしなくなったが、梶賀(写真)には20回ぐらい釣りに行ったことがある。堤防から60cm近いホウボウを釣り上げたこともあった。熊野市との境の太平洋を眺める雄大な景色の中にひっそり佇んでいる漁村である。
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初ブリ

2006-01-16 | Weblog
 山の神の尾鷲土産はブリだ。これは有ったら買ってくるよう頼んでいたものだが、まぁはしりのブリである。私にとって初ブリである。紀州では大体2月から3月がブリ漁の最盛期となり、脂も良くのってくる。
 山の神は地元のスーパーで幅5cmぐらいの片身のぶつ切りを買ってきた。1500円ちょいである。養殖ならせいぜい5~600円ぐらいだろう。地元でも天然は高い。
 天然ブリのような大型の魚はシメたてより、2日目ぐらいからが旨い。シメたその日は身が堅く、歯ごたえだけで味そのものはイマイチである。山の神が買ってきたブリは多分土曜の朝にあがったもののようだ。既に熟成が始まっていた。昨日も食べたが、更に今日の方が旨かった。明日になれば刺身では遅すぎる感じだが。都合2日間堪能できた。不思議なもので、昨日は脂の乗りがイマイチで、はしりのブリでは仕方ないかなと思ったが、今日は熟成が進んで脂の乗った感じとなった味わいである。
 これを、純米酒の加賀の峰、鶴亀をそれぞれぬる燗にして食べる。刺身とご飯も一緒に口の中にほおばれば、ご飯とぬる燗の酒にブリの脂が溶けて至福の至りでございますです・・・・
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安楽越え

2006-01-15 | Weblog
 雨降り後の良い天気、かつ暖かい。こんな日に家にいるわけには行かない。
 で、安楽越えで「鹿深の道」コース。実は昨日から肩胛骨辺りが痛い。ハブの分解も実のところしんどかった。乗れば血行も良くなって回復するかもと言う期待もある。
 安楽までの道は向かい風が強く20kmペース。久しぶりの安楽越えである。誰もいないと思っていたが、駐車場でロードに泥よけを付けたチャリを準備している人に出会った。ゆっくり登ろうと思っていたが、後から抜かれたくはないので、へばらない程度に走る。冬場は25Tのお世話になってしまう。途中短い区間だが、残雪あり、2回押す。
 山女原の下りで、残雪の所は轍跡を選んで走っていたが、倒木の枝が進路を塞いでいる。思わずハンドルを切ると雪の上しか逃げ場が無く、即、転倒。臀部をすりむいてしまう。
 久しぶりの「鹿深の道」を国道1号の蟹ヶ坂から旧伊賀町小杉まで堪能する。
加太越えはさすがに雪のかけらもなかった。走行88km
 写真は何もないので、92年の我が家の賀状。こんな時もありました。(住所氏名を消してあります)
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「お茶漬けの味」

2006-01-14 | Weblog
 今日は一日中雨降り。こんな日は普段出来ないことをやるしかない。午前中は、アルテグラ後輪ハブとDURA7400の後輪ハブのグリスアップ。午後はシューズのクリート交換。そしてDVDに貯め撮りしておいた、小津安二郎の映画「お茶漬けの味」を観る。これで、戦後製作された15本の小津作品を全部見たことになる。
 ストーリーは、田舎出の夫を理解しない都会育ち、裕福に育った妻の倦怠期夫婦の物語。
 終盤に夫が「夫婦はお茶漬けの味みたいなものだ」と言って、夫を初めて理解する妻を描いて終わる。
 こんな風に、山の神も夫を理解して欲しい・・・何て言ったらすごい反撃を食らうこと必定。
 山の神は今日は尾鷲の実家へ初釜のお手伝いに行っている。(実家の茶室(独立ではなく玄関脇に造作してあるだけだが)で明日あるのだ。)そのため今日明日は飲み放題。
 先日実家で買ってきた、吟醸も。石川鶴来の萬歳楽「杜氏厳選ひやおろし」3700円だったかな?実家だから山の神が払っており、良く知らない。
 お茶漬けの味ならぬ吟醸の味ということか、なんて飲んでます、ウィ・・・
夕刻ローラー30分、今日は暖かい。
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嗚呼「ニコンF2」

2006-01-13 | Weblog
 ニコンがフィルムカメラから事実上撤退するという。プロ用F6と入門用FM10の2機種を残して生産を止めた。この2機種も新規開発はしないと言う。フィルムカメラは2%の売り上げしかなく、デジカメに特化するようだ。
 そう言えば、我が愛機「F2」もこの一年使っていない。フィルムは入れっぱなしだ。今やすっかり小型軽量のキャノンIKYのお世話になっている。まだまだその表現力は一流だが、やがて30年になろうとする私のニコンF2も寄る年波に勝てないのか。確かに車に載せる場合を除き、老肩には重すぎる。これで、新婚旅行など海外旅行によくも連れて行ったものだと思う。そう言えば、新婚旅行の時、機内の欧州人に「Oh、NIKON!」とうらやましげに見られたこともあった。
 F2のシャッターの音も好きですな。デジタルカメラの作った音とはくらべられません。解像力や表現力もこの4本のレンズの中では標準レンズがいちばんよい。やはり安いレンズはダメである。カメラはレンズ!
 今さら、高級デジタル一眼レフも買う気はしないが、フィルムはこれから先お店に残るのでありましょうか・・・
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