DE1103 愛好者3号が話題になる理由は、価格の割に楽しめるとラジオであるほかにも、何らかの付加価値を見い出せるエッセンスが含まれているからである。マンガン電池4本を装着したDE1103 愛好者3号を手にとり、おもむろに電源スイッチをONにした。
操作方法は、中国語の取扱説明書から推察するしかないが、ネット上に公開されている英文マニュアルや諸先輩方のインプレッションを参考にどうにかなるだろう・・・。
DE1103 愛好者3号のスペックと使用感をまとめてみた。
■PLLアップコンバージョン・ダブルスーパー方式回路採用
・受信回路はPLLアップコンバージョン・ダブルスーパー方式を採用、第1周波数55.845MHz,→第2中間周波数 450kHzに変換してLW長波/MW中波/SW短波(0.1~30MHz)、FM(76.0~108.0MHz)のワイドバンドを高感度かつ安定して受信できる設計となっている。
実際の受信結果は別途レポートするが、全バンドにわたってSONY ICF-SW7600GRと同等の受信感度であった。
■受信周波数
AM(SW/MW/LW):100~29999KHz (1kHzステップ)
FM:76.0~108.0MHz (25kHzステップ)
・受信周波数は、LW(長波)/MW(中波)各1バンド、SW(短波)9バンド、FM1バンドの12バンドに分割され、液晶のインジケータに表示されているメーターバンド表示の中だけで上下する。このスタイルと周波数を分割しないシームレスなタイプのどちらがいいのかという点は、意見が分かれるところである。人間工学的に考えた場合、バンド切替操作というワンアクションを加えることにより従来のアナログラジオの使用感覚を損なわない、ユーザーフレンドリーな設計とも言える。液晶表示部の下にあるテンキーで周波数の直入力も可能であり、特にシームレスである必要はないと感じる。
■選局方法
①チューニングつまみ AM(1kHzステップ) FM(25kHzステップ)
②テンキーによるダイレクト選局
③自動スキャン
④プリセット周波数呼出(268の周波数メモリー可能)
ボディ右側にあるチューニングダイヤルは、周波数を選局する他に、ボディ正面の各種操作ボタンと併用し、①音量、②選局プリセット、③ニッカド電池充電時間、④時計・タイマーの各種設定を行なうためにも使用する。
PLLタイプの日本製ワールドバンドラジオからチューニングダイヤルが消えて久しいが、BCL(Broadcasting Listener)にとって、指先で微妙なダイヤル微調整を行ないながら耳を澄ませて世界中の電波を追い求める場面は、まさに「男のロマン」を象徴するシーンであるだけに、DE1103のチューニングダイヤルは嬉しいアイティムである。いまだにICF-SW55、ICF-SW77といったPLLタイプのワールドバンドラジオがオークションで高値取引されている背景には、「男のロマン」が凝縮されたチューニングダイヤルの存在が、ファンの心を捉えて離さないからではないだろうか。
・LW~SWは 1kHzステップ、FMは25kHzステップだが表示は0.02, 0.05, 0.07, 0.10となる。本体右上のチューニングダイヤルで周波数をあわせますが、チューニングダイアルの同調ステップは固定されているため、離れた周波数への移動はテンキー、あるいはBAND+またはBAND-ボタンを併用しての選局が必要となります。各バンドごとに最終受信周波数が自動的にメモリされる。
ダイアル選局時にPLLノイズ(ブランクノイズではない)が入るので、この点についてはいただけません。
■SSB受信可能(Fineチューニングつまみ付)
・SSB受信時はFine Tuningダイアルを使い、なめらかな復調が可能です。ただしLSB/USBの切り替えはなく、Fine tuneダイアルが可変BFOとなっており、LSB/USBの調整を行なう。
■ニュース(Narrow:4kHz)/音楽(Wide:6kHz)切替スイッチ
・Narrow(4kHz)/Wide(6kHz)の帯域フィルタ切り替えによる混信除去機能がある。音質との兼ね合いで不満を感じない帯域です。
■DX/LOCAL感度スイッチ
・DX:プリアンプON/LOCAL:プリアンプOFF
■大型液晶画面(バックライト付き)
・DE1103のデザインの特長であるボディ正面の約半分を占める大型液晶表示パネルには、パネル上部に現在の受信周波数がデジタル表示され、下の大部分のエリアはアナログインジケーターをイメージした表示になっており、各放送バンドのどのあたりを受信しているか大まかな周波数を判断することができる。
このインジケーターは、チューニング操作からワンテンポ遅れたタイミングで表示されるためほとんど実用性は無いにしても、アナログラジオでチューニングしていた世代にとっては、心情的に嬉しい機能の一つである。
また液晶パネルには受信周波数をデジタル&アナログ表示する機能の他に、①音量、②プリセット選局ナンバー、③電池の残量警告、④受信信号レベル、⑤時計、⑥ON/OFFタイマー、⑦ロックON/OFFといった各種表示機能を備えている。
・LIGHT ON/OFFスイッチ
ON : ①電池使用の場合・・・何らかの操作をすると、15秒間バックライトが点灯後、消灯
②AC電源使用の場合・・・常時バックライトが点灯
OFF : バックライトは常時消灯
・正面には大きなLCDとその下に横一直線にテンキーが配置されている。LCDにはバンドごとに周波数が読み取り可能かのごとく数字がきざまれていますが、受信周波数を示すバーは連続的には移動せず、アナログ表示からは周波数の読み取りは不可能です。
■FMステレオ/モノラル切り替え
・FMバンドを受信する際に「SSB」キーを押し、ST(ステレオ)/MO(モノラル)を切り替える。ステレオ・モードの場合は、「SSB」キー下のLEDランプが点灯する。
■電源ON/OFFタイマー
・タイマーの初期設定は、0:00が表示されているため、TIMEボタンを2秒押し、時間表示点滅(30秒)中にチューニングつまみを回し、時間を設定する。
■77mm大口径高音質スピーカー 3.5mmφイヤホン用ミニジャック LINE OUT端子
・ステレオイヤーパッドが付属
■外部アンテナ端子
・数mのワイヤーアンテナが付属
■電源:AC電源、単3乾電池4本 付属ACアダプタ:220V仕様
・AC電源入力端子は、センター+の6V
・付属ACアダプタは220V仕様のため、110/220V変圧器が必要
・DE1103の充電電流は約100mAのため、ニッカド電池容量に応じて、充電時間を1~23時間の間で設定する必要がある。
電池容量(mAH)/100=充電時間(h)
・VOLボタンを押しながら、チューニングつまみを回すか、数値ボタンで充電時間を入力後、VOLボタンを押して設定
■寸法:165×105×29mm 重量:約300g(電池含まず)
・ICF-SW7600GR(190×118.8×35.3mm)より一回り小さく、また厚みも薄いですが、安っぽくはありません。7600GRと同じような高級感?が感じられます。
操作方法は、中国語の取扱説明書から推察するしかないが、ネット上に公開されている英文マニュアルや諸先輩方のインプレッションを参考にどうにかなるだろう・・・。
DE1103 愛好者3号のスペックと使用感をまとめてみた。
■PLLアップコンバージョン・ダブルスーパー方式回路採用
・受信回路はPLLアップコンバージョン・ダブルスーパー方式を採用、第1周波数55.845MHz,→第2中間周波数 450kHzに変換してLW長波/MW中波/SW短波(0.1~30MHz)、FM(76.0~108.0MHz)のワイドバンドを高感度かつ安定して受信できる設計となっている。
実際の受信結果は別途レポートするが、全バンドにわたってSONY ICF-SW7600GRと同等の受信感度であった。
■受信周波数
AM(SW/MW/LW):100~29999KHz (1kHzステップ)
FM:76.0~108.0MHz (25kHzステップ)
・受信周波数は、LW(長波)/MW(中波)各1バンド、SW(短波)9バンド、FM1バンドの12バンドに分割され、液晶のインジケータに表示されているメーターバンド表示の中だけで上下する。このスタイルと周波数を分割しないシームレスなタイプのどちらがいいのかという点は、意見が分かれるところである。人間工学的に考えた場合、バンド切替操作というワンアクションを加えることにより従来のアナログラジオの使用感覚を損なわない、ユーザーフレンドリーな設計とも言える。液晶表示部の下にあるテンキーで周波数の直入力も可能であり、特にシームレスである必要はないと感じる。
■選局方法
①チューニングつまみ AM(1kHzステップ) FM(25kHzステップ)
②テンキーによるダイレクト選局
③自動スキャン
④プリセット周波数呼出(268の周波数メモリー可能)
ボディ右側にあるチューニングダイヤルは、周波数を選局する他に、ボディ正面の各種操作ボタンと併用し、①音量、②選局プリセット、③ニッカド電池充電時間、④時計・タイマーの各種設定を行なうためにも使用する。
PLLタイプの日本製ワールドバンドラジオからチューニングダイヤルが消えて久しいが、BCL(Broadcasting Listener)にとって、指先で微妙なダイヤル微調整を行ないながら耳を澄ませて世界中の電波を追い求める場面は、まさに「男のロマン」を象徴するシーンであるだけに、DE1103のチューニングダイヤルは嬉しいアイティムである。いまだにICF-SW55、ICF-SW77といったPLLタイプのワールドバンドラジオがオークションで高値取引されている背景には、「男のロマン」が凝縮されたチューニングダイヤルの存在が、ファンの心を捉えて離さないからではないだろうか。
・LW~SWは 1kHzステップ、FMは25kHzステップだが表示は0.02, 0.05, 0.07, 0.10となる。本体右上のチューニングダイヤルで周波数をあわせますが、チューニングダイアルの同調ステップは固定されているため、離れた周波数への移動はテンキー、あるいはBAND+またはBAND-ボタンを併用しての選局が必要となります。各バンドごとに最終受信周波数が自動的にメモリされる。
ダイアル選局時にPLLノイズ(ブランクノイズではない)が入るので、この点についてはいただけません。
■SSB受信可能(Fineチューニングつまみ付)
・SSB受信時はFine Tuningダイアルを使い、なめらかな復調が可能です。ただしLSB/USBの切り替えはなく、Fine tuneダイアルが可変BFOとなっており、LSB/USBの調整を行なう。
■ニュース(Narrow:4kHz)/音楽(Wide:6kHz)切替スイッチ
・Narrow(4kHz)/Wide(6kHz)の帯域フィルタ切り替えによる混信除去機能がある。音質との兼ね合いで不満を感じない帯域です。
■DX/LOCAL感度スイッチ
・DX:プリアンプON/LOCAL:プリアンプOFF
■大型液晶画面(バックライト付き)
・DE1103のデザインの特長であるボディ正面の約半分を占める大型液晶表示パネルには、パネル上部に現在の受信周波数がデジタル表示され、下の大部分のエリアはアナログインジケーターをイメージした表示になっており、各放送バンドのどのあたりを受信しているか大まかな周波数を判断することができる。
このインジケーターは、チューニング操作からワンテンポ遅れたタイミングで表示されるためほとんど実用性は無いにしても、アナログラジオでチューニングしていた世代にとっては、心情的に嬉しい機能の一つである。
また液晶パネルには受信周波数をデジタル&アナログ表示する機能の他に、①音量、②プリセット選局ナンバー、③電池の残量警告、④受信信号レベル、⑤時計、⑥ON/OFFタイマー、⑦ロックON/OFFといった各種表示機能を備えている。
・LIGHT ON/OFFスイッチ
ON : ①電池使用の場合・・・何らかの操作をすると、15秒間バックライトが点灯後、消灯
②AC電源使用の場合・・・常時バックライトが点灯
OFF : バックライトは常時消灯
・正面には大きなLCDとその下に横一直線にテンキーが配置されている。LCDにはバンドごとに周波数が読み取り可能かのごとく数字がきざまれていますが、受信周波数を示すバーは連続的には移動せず、アナログ表示からは周波数の読み取りは不可能です。
■FMステレオ/モノラル切り替え
・FMバンドを受信する際に「SSB」キーを押し、ST(ステレオ)/MO(モノラル)を切り替える。ステレオ・モードの場合は、「SSB」キー下のLEDランプが点灯する。
■電源ON/OFFタイマー
・タイマーの初期設定は、0:00が表示されているため、TIMEボタンを2秒押し、時間表示点滅(30秒)中にチューニングつまみを回し、時間を設定する。
■77mm大口径高音質スピーカー 3.5mmφイヤホン用ミニジャック LINE OUT端子
・ステレオイヤーパッドが付属
■外部アンテナ端子
・数mのワイヤーアンテナが付属
■電源:AC電源、単3乾電池4本 付属ACアダプタ:220V仕様
・AC電源入力端子は、センター+の6V
・付属ACアダプタは220V仕様のため、110/220V変圧器が必要
・DE1103の充電電流は約100mAのため、ニッカド電池容量に応じて、充電時間を1~23時間の間で設定する必要がある。
電池容量(mAH)/100=充電時間(h)
・VOLボタンを押しながら、チューニングつまみを回すか、数値ボタンで充電時間を入力後、VOLボタンを押して設定
■寸法:165×105×29mm 重量:約300g(電池含まず)
・ICF-SW7600GR(190×118.8×35.3mm)より一回り小さく、また厚みも薄いですが、安っぽくはありません。7600GRと同じような高級感?が感じられます。