「不可視の両刃」放射線に挑む ~或る医学者の英国留学記~

福島原発事故被災地での臨床経験がきっかけとなって放射線医科学を研究しています

もはや真冬のBelfast

2017-10-25 | 雑記
私も含めてメキシコ出張組はBelfastに戻ってから軒並み体調をすこし崩していますが、何事にも例外が居るものです。ボスだけは今でも常夏のビーチに居るかのように元気いっぱいの様子で研究センター内で働いています。流石です。

私が日本とメキシコに滞在していた数週間の間に、英国北アイルランドはもうすっかり冬になっていました。
ここ北アイルランドの首都Belfastでは真冬でもあまり雪は降らず、気温も氷点下までは下がりません。しかし、分厚い雲に阻まれて太陽の光はあまり届かない、暗い日が続きます。メキシコのCancunという楽園を存分に楽しんできた人たちは皆、そのようなBelfastの状況に対して、「あ~、帰ってきちまったな~」と呻いています。How is it going?(調子はどう?)というお互いの問いかけに対して、Not too bad(そんなに悪くはないけどね、良いはずはないよね)と苦笑し合う感じです。正直、皆、カリブ海の太陽が恋しいのではないでしょうか。たしかに時差ボケなどは多少あるのでしょうが、それよりも精神的な落胆が大きく影響しているのではないかと思われました。

次の日曜日29日に英国ではサマータイムが終わります。日本と英国の時差はこれまで8時間であったのが、通常の9時間に戻ります。つまり、今週が「最後の夏」といえます。また一つの季節が終わってしまうのですね。流れる月日をつくづく感じます。

僕だけが取り残されたようで 友達が幸せそうに見えた♪
でも最近じゃ自分をもっと 好きになろうと心に決めたんだ♪

『ラストチャンス』というSomething ELseの曲がありますが、ふとした瞬間に私はこの古い曲のことを思い出しながら、口ずさむことがあります。まるで心細さに震える自分自身を奮い立たせるかのように。

Wow...give me a chance 最後に賭けてみたいんだ♪
once more chance 後悔だけはしたくはない♪
一体どこまでできるかも分からないけど♪
give me a chance 願いを形にできるように♪

真冬のBelfastはすこし寂しい気分になりますが……
為すべきことを為すために。負けずに頑張りたいと思います。
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