「不可視の両刃」放射線に挑む ~或る医学者の英国留学記~

福島原発事故被災地での臨床経験がきっかけとなって放射線医科学を研究しています

日本の秋を想いながら

2016-10-28 | 雑記
福島でお世話になった方から山形の写真を送って頂きました。どれも美しい光景ばかりで、東北っていいなあと、改めて思いました。少しずつ日本でも秋が深まり、紅葉が見頃を迎えてくるのかなと、すこし想いを馳せました。

異邦の地に独りでいるからでしょうか、ふとした瞬間に、母国を思い出します。
もちろん、良いことばかりだったはずはないのに、思い出はいつも優しくて……

私も、いつかはこういう自然に囲まれながら、ゆっくりと生活したい。いずれは地方で住民の方々に寄り添いながら地域診療医をやりたいという思いがあります。
研究はやはりアイデアと熱意が大切であり、私の場合、精々40代までしか真にクリエイティブな仕事は出来ないのではないかと考えています。新しい研究が出来なくなったら後進にポジションを早く譲って、改めて臨床家としての本分に立ち戻るべきでしょう。臨床と研究の両方で一流であり続けるのは大変で、おそらく、50歳くらいが一つの目安になるのではないかと思います。研究の最前線を退いた後は、やはり、命尽きるまで医療人でありたいと願っています。
もちろん、医療従事者として必要とされるためには、ずっと努力を重ね続けていかなければなりません。

日本の秋がとても色鮮やかで実り多いものであるように、私も壮年期から老年期にかけて精神的な豊熟と幸福を迎えたいと切に願います。
もっとも、それまで生きていられるかどうかさえ判りませんが。常に一寸先は闇と知りながら、覚悟を抱いて生きています。
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