「不可視の両刃」放射線に挑む ~或る医学者の英国留学記~

福島原発事故被災地での臨床経験がきっかけとなって放射線医科学を研究しています

2017衆議院総選挙

2017-10-22 | 2017年イベント
立て続けに参加した国際学会行脚も一区切りついて、今週中にBelfastに戻ります。
北アイルランドのBelfastは10℃前後、日本は20℃前後、メキシコのCancunは30℃前後という気温差があり、そして、長距離フライトも身体には堪えます。連続した国際学会で発表を行うだけでなく、その間には種々の打ち合わせも立て込んでいましたし、正直言って体力の限界というのでしょうか、今回の遠征ではかなり疲労困憊しました。もう若くはないということなのかもしれませんね。ぐぬぬぬ。

さて、今日は総選挙ですね。
やや唐突な衆議院解散から始まり、野党の集合離散もあって、かなり混沌とした選挙戦が展開されてきました。森友・加計学園問題はたしかに「仲良し」安倍政権の問題の一つだったかもしれませんが、旧民主党政権時に原発事故問題や尖閣諸島中国漁船衝突事件で情報隠しを行っていたと思われる立憲民主党の方々がそれを追及しているのは「ブーメランではないのか?」というある種の滑稽さがあります。小池新党である希望の党もセンセーショナルな立ち上げとなりましたが、その成り立ちも含めて様々な論点や自己矛盾をはらんでいる恐れがあるように見えます。
それではどこに投票すべきなのか。
私自身、自分の思想と公約が全て一致する政党は存在しませんが、「どこが一番マシなのか」という相対的な評価軸で考えるべきなのだろうなと醒めた目で今回の選挙戦を見てきました。

Cancunでの学会で話したドイツ人研究者は「先の選挙はドイツの恥だった」と述べていましたし、スペイン人研究者は「カタルーニャ州の判断は頭痛の種だよ」と話していました。昨年のBrexit(英国EU離脱)や米国大統領選挙もそうだったのかもしれませんが、人びとは時に合理的な判断から逸脱した自制心の欠如を示してしまうのかもしれません。そのような意味では今年のノーベル経済学賞は、スウェーデンによる「ある種の痛烈な皮肉」というべきか、大衆心理が有する「軽挙妄動」を指摘してみせました。
判官びいきや浪花節が伝統的に好きなわれわれ日本人ですが、こと政治に関してはひとりひとりが慎重に合理的な判断を追及するべきなのではないかと、各国研究者と話しながらつくづく思いました。

我が国の明日はどうなるのでしょうか。
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