のち
引き続き2002年冬季オリンピック・ソルトレイク大会フィギュアスケート男子シングル部門フリースケーティングより、アレクセイ・ヤグディンの演技を。曲は「仮面の男」。
これは画質の良い日本版でどうぞ。得点が出るまでご覧になれます。
刈屋アナウンサー渾身の実況も聴きどころかも知れません。
SP1位という結果、また他の選手の演技を見れば、最終滑走選手だった彼が、4回転ジャンプを入れなくても優勝することは可能だったでしょう。事実、出番の直前に、コーチのタチアナ・タラソワもそう告げたそうですが、それが却って彼の闘志をかき立て、結果4T-3T-2Loと単独の4Tも入れて真っ向勝負を挑みました。つまりそれは、彼の性格を見越してのタラソワの作戦だったようです。
終盤の3Fでややバランスを崩した以外は文句なしの演技で、技術点はオール5.9、芸術点も4人のジャッジが満点の6.0をつけての堂々の優勝。
なおキスクラで寿司詰め状態の人たちは、点数が出る前から泣きじゃくるヤグディンを抱きかかえているのがスポーツ心理学者のルドルフ・ザガイノフ、右端がタラソワコーチ、左端が今をときめく(?)ニコライ・モロゾフです。
モロゾフ振付けのプログラムとしては、前シーズンの「グラディエーター」の方がいいと思いますが、「仮面の男」も上半身の動きはナゾだけれど、足元には全く無駄がなく、内容ともに堂々たる王者の演技でした。
思えばこの時の彼はまだ21歳だったんですね。それでいて、この風格、このオーラ。「帝王」なる呼称も大げさではないと感じます。
それにしても──言っても仕方ないことですが、ヤグディンの引退が心から惜しまれます。
ジャンプ、ステップ、スピン何でもまんべんなく、しかも高レベルでこなせる人だったから、新採点時代にも十分対応して、また上位を獲得できたはずだと思うと……
でも、彼の引退を最も口惜しく思っていたのは、実はプルシェンコだったかも知れませんね。










リアルタイムで見ていたので、思わずコメントしてしまいました。
ヤグディン、21歳だったんですか?もうすでに、20代後半の貫録…。そう考えると、本当に引退は惜しかったですよね。今のフィギュアと比べて見ても、技術的に劣らないどころか、上回っているところもあるし…。
この動画を見ると、この時代に日本代表として戦って4位だった本田武史さんもすごかったなって、今更ながら思います。4回転、普通に飛んでましたもんね。ヤグ&プルに圧倒されて、あまり期待してなかったのが本当に申し訳ないくらいです…。
そうなんですよ。ヤグディンはまだ21歳だったんです!この後の世界選手権の頃やっと22歳になったかと。
本当にすごい貫禄とオーラでした。
でも、その前の世代のストイコやエルドリッジ、それにロロ等も20代前半からやたら貫禄ありました。
それはともかく、ヤグの場合は現在あの当時のままの構成で演技したとしても、上位にはいっているんじゃないかと思います。
本当に引退が残念です。
そして本田さん!このすごい時代に世界の一画を担って戦っていたのは素晴らしいことですね。
ソルトレイクの時、「結局今回も日本選手はメダルに手が届かなかったか…」なんて思っていた自分が恥ずかしいです。