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映画・舞台の感想や俳優さん情報等。基本各種メディア込みのレ・ミゼラブル廃。近頃は「ただの日記」多し。

大河ドラマ『江~姫たちの戦国~』第五回「本能寺の変」

2011-02-07 22:32:00 | 歴史雑談・感想
のち
「ひとこと」の方には下記の通り爆笑ものだと書いたけれど……

『大河ドラマ『江』、本能寺だというので観たけれど、何だありゃ?ブハハハハ!
大河では最期の時にいろんな人を回想させられてお気の毒な信長様。会ったこともない謙信とかさ。そこは義元公か顕如はんだろ、と思います。神君伊賀越えに江が(途中まで?)同行するのもびっくり。次週予告で、光秀に謀叛の真意を質す幼女(笑)にまたびっくり!何様だ?既にどこから突っ込んでいいかも判らぬお笑い大河にて候。
それにしても「特に理由はないけれど、たまたま千載一遇のチャンスだったから謀叛しました」な光秀さんは、いつになったら見られるのやら。』


……時間が経つにつれてフツフツと怒りがこみ上げてきた。本当に何なんだ!

当時の光秀が信長の最も信頼する実質ナンバー2的存在だったというのは、歴史好きには既に認知されている話だし、だから同時代の人たちもびっくりの大事件だったわけだけど、いくら何でも信忠という立派な跡取りがいるのに(実際家督相続もすませていたはず)、自分より年上の家臣を「後継者」と見込んでいたとかないわー。信頼するからこそいじめるとかもないわー。光秀に期待している描写もなく、台詞だけで理解しろって、光秀さんだけじゃなくて視聴者にも無理無理。いいトシこいて、ツンデレとかいうレベルの話じゃない。
謀叛へと到る何らかのきっかけはあったにせよ、国替え説に確たる根拠や裏付けはないしね。

大活躍の幼女(笑)に関しては、「何あのファンタジー(失笑)」という批判的なご意見も見たが、作り手がそのつもりでいるのだとしたら、ファンタジーをなめるなと言いたい。実際『指輪物語』(原作)などの方が遥かに「戦争のリアル」を描いていると思う。
次回はその幼女(笑)に光秀が説教されるのか?ほんと市村さんが勿体なし……

どんなつまらんドラマでも大抵のものはテケトーに流して観ることができるし、そんなものを観てしまった「トホホ」気分もまた楽しからずやということで、積極的に批判する気も起きないけど、あれが「大河」を名乗っているのは許し難いものがある。まして五十周年記念作品というふれこみで。久しぶりに「時間返せ!」と思ってしまった。初回視聴時に抱いた危惧は払拭されるどころか、悪化の一途を辿ったようだ。
作り手も観る側も、何年にもわたって何でもかんでも「こういうのもありだと思いま~す☆」をまかり通らせた挙句がこの体たらくか。退嬰とどまるところを知らず。
というわけで、今年も大河ドラマは年末の『坂の上の雲』の前座決定です。

大河で再び信長様の御最期がまともに描かれる日は来るのだろうか……

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