ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

シャント

2017-09-21 22:50:41 | 身体のこと
カリウムを下げる薬をもらって帰宅。


今って、ゼリーなんだ。

昔はシロップだった。

このシロップも当時、茶道を習っていて
お茶会で何杯もお抹茶を飲まなくてはならないので
処方してもらったもの。

しかし、酷い便秘になり、
薬の効果も微妙になり、
その後は、薬を飲まないでお茶会に出ていた。

帰宅して、一つ食べる(?)。



その夜は、
酷い興奮状態で安定剤を飲んでも
眠れなかった。。。。。






翌朝、とりあえず課長の携帯電話に電話する。

「透析で使う血管が詰まって、
 昨夜も透析ができなくて、
 手術して血管をつくることになり
 入院の必要も出てきました。
 今日と明日、お休みさせてください」

「二日のお休みで大丈夫?」

「大丈夫だと思います。」

「お大事に」


入院する気はなかったけれど、
シャント作れた翌日痛いのは必須。

よって二日間のお休みを申請したのだ。







病院の受付に行く。

診察券を出そうかと思っていると

「おはようございます。
 今日は、PTAですね。
 今、手術室の看護師を呼びますね」
といわれる。

顔パスで通ってしまった。

昨夜のことでも院内連絡がいっているのね。



外来で待っていると、
ご機嫌伺にスタッフが交替交替でやってくる。

「つまったんだって。
 聞いてびっくりしたよ。
 ホントなの?
 シャント音聴かせてよ」

異口同音。。。。。


「詰まることはない」と断言した看護師は
かなりうなだれてやってきた。

「いったからこうなったのかしら。。。」


やはり、どこにいっても
「聞いてびっくりした」といわれる。

ほかにも
「絶対詰まることはないと思っていた」
という看護師もいた。

そのぐらい今まで、
シャントトラブルはなかった。



放射線科でエコーを撮る。

「まだ血の塊がやわらかいじゃないか。
 これならいけるかも」

といわれる。

血の塊は吻合から約8センチのところまで、
それから上は血管が分岐していて
もあもあとしたものがあるだけで、
微妙に血液はながれているらしい。



外来で体重と血圧を測っていると
ドクター来院。

顔見知りなので
「どうした!」と声をかけられる。

「つまっちゃった。。」

「着替えて準備していくから
 待っていて」


先生。。
久しぶりに見たらダンディのオーラがない。。。。



診察室で
放射線科で撮ったエコー画像を
ドクターと見る。

じーっくり見た結果、

「4か5か所開けて(血の塊)を
 出すだね」

一緒に聞いていた
手術室スタッフ、放射線科スタッフが
小さな声で「え??」といった。

「こことこことここ(血の塊の前後の血管)を
 止めて、出して、ラフに縫って、
 はずして、しっかり縫う」

      

元心臓血管外科医。。

腎臓内科医にはない発想。。

こんな大それたことを
透析病院の手術室でやるの。。。。

過激すぎる。。。



ドクターも状況を確認したいと
再度、エコーを撮ることに。

「こんなの●●●(県内某所)では、
 検討もせずに
 シャントの作り直し手術だな」
というドクター。


ながーくエコーを撮った結果、
ドクターが止めようと思ったところに
血管の石灰化があって、
止めると血管が元に戻らないので、
切って血の塊を出す案は消えた。。


「手術による再建」が決まりそうな時に
放射線科の部長は
このぐらいなら溶かせますと言う。 

ドクターは大きすぎて溶けない。
溶けたとしても全部でなく
とりあえず今日の透析のための血流が
なんとか確保できる程度と反対する。


結論は出たということで、
ドクターを先に、エコー室を出る。


長くなったので続く
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