喝! ~since 2005~
ごく普通の日記と、旅行・登山・資格試験・家庭菜園などの個人的備忘録
 



新潟の八海山に登ってきました。金曜日に登ろうと思っていたけれど、天気が微妙で検討した結果、一日早めて木曜日に決行!おかげで雨に降られることなく無事帰ってきました。八海山は鎖場もあるから雨が降ってたらちょっと登れなくなってしまうのでね…。

八海山は途中までは初心者でも行けるが、最後の八ツ峰は上級者レベルというから、途中で引き返すつもりで計画。行ってみて問題なさそうなら最後まで登ろうというくらいの気持ちでいました。当初父と2人で登る予定だったけど母も仕事が休みだったのでついてくることに。大丈夫か?



時間に余裕をもって朝方出発。実家から八海山までは150kmあるので、結構な距離のようにも思えるけど、先週480kmを一日で走ったことから比べると近いもんだ。なんか感覚がおかしくなってるな^^;今日は関東平野の天気は雨だけど、新潟は曇りとのこと。行ってみるまでわからないな。



関越トンネルを突破!ここを越えると景色が変わるというが…やっぱ曇りなのね。ほっとしたような残念なような。八海山ロープウェイまでは約2時間!さほど暑くなく、気温的には登山には持ってこいだが。。



駐車場から見た八海山の八ツ峰。ほとんど雲に隠れてて見えなかった。こりゃ登っても雲の中かね…



ロープウェイは20分間隔運行10:40の回に乗車。懐かしいな~、前に来たときは帰りはロープウェイ使わずに小道を徒歩で下ったっけ!今回はもちろん往復券を購入。



ちなみに券売所の近くには登山コースの案内もあります。あとで書くけど今回の目標は不動岳



ロープウェイ山頂へ。想像してはいたけど…景色が全く見えない!4年前のあの感動(雲が幻想的だった)はいずこへ??乗車券売り場でも今日は曇っていて景色が見えませんっていってたけどな~。これはロープウェイだけ登りに来た人は残念すぎたのでは!?だが、自分は違うぜw本番はここからだ!



まずは階段から、どの山も最初の登りは結構きつい!母は早くもバテ気味。さすがに早すぎるんじゃない?後ろから来た老夫婦が偶然にも隣の市の方で、八海山には7回も登ったことがあるとのこと。「もう少し行けば景色いいですよ」とアドバイスいただきました。母も頑張ってそこまでは行こうと進みます。



おぉ、確かに視界が開けた!でも雲で何もみえんぞ^^;母はなんとここでリタイア!何しにきたんだよ、まだ15分しか登ってないんだけど(汗)ここから戻ってロープウェイでソフトクリーム食べるらしい。ただ、俺ら戻るの5時間後くらいだよ?母を残し先へ。上の写真も景色がよければまだ絵になるんだが…。



確かに始めは大したことなかったけど、徐々に険しいところが出て来る。立ち止まるとがやたら飛んでいたけど、どこで発生してるんだ?(と思ったら池とか水脈とか結構通ってました)





第一ポイントの女人堂前は少し険しい道だったな。前日雨が降ったのか岩が濡れてる、下りが心配だ。この辺で徐々に上から降りてくる人とすれ違う。女人堂で折り返す人、千本檜小屋で折り返す人、最後まで行ってきた人などいろいろだ。ここまで来るとストックが邪魔になってきた。。



女人堂到着!梨でも食べて休憩するか。先の山を見ると、まだまだ登らないとな。その後ろに八ツ峰があるのかな?



ここの小屋で寝ることもできそうだけど、食事などはなさそう。トイレもペダル漕いで流すのか^^;風呂がないとちょっと泊まるのは厳しいかな。



女人堂から先は傾斜も急になってくる。このあたりになってくると登山してるなって感じ。でも岩登りがきついところには梯子がかかっていたりするので、まだまだ初心者でもいける!



ついに鎖場が出て来た!こういう本格的な鎖場は実は初体験、面白そうだ^^最初の鎖場は結構距離が長かったけど、傾斜自体はそれほどきつくなかったので、特に問題なかった。でも鎖が切れたらと思うと…鎖に身を任せるのはちょっと怖いですよね(鎖を使う前にまず3回強く引いて確かめるのが常識らしい)。



この鎖を登ると千本檜小屋までもうすぐ!ここが8合目。石仏もたくさん立っているぞ、視界も少しだけよくなってきたかな^^



目の前には八ツ峰がついに姿を現す!千本檜小屋を目の前にしていい景色だけど、まだまだ天気は不安定だ、タイミング見て登らないと。



千本檜小屋では食事もできるし、宿泊もできる(1泊2食付で6500円)。下であった老夫婦は今日ここに泊まるって言ってたなぁ。八海山の常連さんなる人がいたのでちょっと話を聞いてみた。

ここから先の上級者コースは滑落事故が多発しているらしい。2週間前も5人パーティのうち2人が100mくらい滑落したとか。明治大学の山岳部も落ちたっていってたな。千本檜小屋から見て左側に落ちれば、まだ捜索で見つかる可能性があるけど、右側に落ちたら探すことも難しいらしい。まぁ落ちたら死ぬって思って登ったほうがいいわけね^^;



確かにここに来るまでに明らかにここ落ちたらどこまで転がるかわからないような場所もあったからな。ここからは尾根になるからほとんどそんな感じなわけ?ちなみにこちらは千本檜小屋のメニュー。店員さんは1人のみでした。



まずは第一の峰である地蔵岳へ。右側の崖…これは確かに怖いな。デジカメ落としたらもう取りにいけないぞ^^;旅行のデータも入ってる今持っている中では命の次に大事なデジカメだ。手に巻きつけて死守しながら進みます。あいにくガスがかかってる。。



地蔵岳は裏側から登る感じ。写真は地蔵岳の横を通り抜けるところ。一応看板があったけど、このあたりの看板や標識はデタラメだから、ロープウェイで配られたパンフレットを見な、とおじさんが言っていた。紛らわしいなぁ。



地蔵岳へのロープ。下りの時はここが何気に怖かった。斜めに上っていく感じ。ちょっと滑ったが転倒せずクリア。これで怖気づいてたら先には進めないもんな。



鎖を登って左に行けば地蔵岳山頂へ!標高だけで言えば、この高さと最高地点である大日岳はそんなに変わらないはずなんだけどな。山頂には地蔵が数体あるだけでとてもシンプル、雲がなければ絶景間違いなしなんだけどな~。



ここからの眺めも素晴らしいです。ただ、、トンボがたくさん飛んでて向かってくるとうわぁってなる。その時に身体のバランスを崩すと、落っこちたりしないよな?なんて心配も^^;



父はなんとここでペットボトルを落としてしまったらしい!地蔵岳に登った時の鎖を使って反対側に降りようとしてたので必死でとめる^^;ペットボトルは落としてもいいが命は落としちゃいかん!(ペットボトルも当然落としちゃだめだけど、今回は仕方ないよなぁ。。)



続いて不動岳へ。なんだか目で見ると不動岳山頂への道もちょっと怖かったけど、実際登ってみるとそうでもなかった。でもなんかゾクゾクというか、落ちたら死ぬわけだからずっと緊張しっぱなしだったな。初心者はこんなもんか?最後の鎖だけ結構垂直に近かったな。大した高さではないけど。



不動岳山頂へ。ここは石仏がたくさんあって賑やかな感じ!ちょっと日も出てきたし、達成感があった。(自分バージョンはトップ画像w)



ここから先が上級者コースか。。看板が立ってる。初心者、酒気帯び、体調不良は引き返せと(酔ってたらこんな看板見ないんじゃないの?)。この先どんなコースになってるんだ?と覗いてみると…



視界が切れてるな、いきなり急な下りみたいです(岩に垂れさがる鎖見えますか?)。高所恐怖症の自分はこういう光景にとても弱い!思わず腰が引けてしまった。時間をかけてゆっくり行けば初心者でもいけないことはないというけど、今回は時間のリミットも迫ってきてるし、何より視界もよくないからね…予定通りここで引き返しておこうか(父は進みたがっていたが)。



これまで歩いてきた道。たまたま霧が晴れたので、先ほどまでいた地蔵岳(手前の山)と千本檜小屋が見えた!



ちなみに石仏には触れない方がいいです!石の土台にちょこんと置かれているだけっぽい。ちょっと触ってみたら、位置がずれてしまった^^;山の高さにもびっくりしたが、いきなり地蔵が傾いたのにも相当びっくりしたぞ!父が直そうとして崖を背に支えを作っていたが、これは地震きたら倒れるだろ~。危ないのは撤去したほうがよいのでは!?



不動岳の側面。落ちたら死ねるな~^^;地蔵岳でもそうだったけど、トンボとかアブみたいなのがたくさん飛んでるから、振り払ったりしてバランス崩さないようにしないと!



さぁ、景色も見えないなりに楽しんだし下るか。今になって視界が晴れてきた!この先もずっと続くんだねぇ。体力的にも精神的にも疲弊しそうだな、ここは。レベルあげてまた挑戦したいです。



下山は疲れることもないし、2時間見ておけば十分。帰りに漕池によってみた。おたまじゃくしの数がすごいこと!蚊もこういうところで発生しているんだろうな。



母と5時間ぶりの再会wそれほど見どころがないロープウェイ頂上で「何してたん?」と聞くと、ほとんど寝てたらしい。むしろ、周りの人に「気分悪いんですか?」と心配されたという…。そりゃぁそうだよね、散歩もさぼってるらしいし、もう少し日頃から体力をつけておいてほしいもんだ。



登ってきた山々を見上げてみる。来た時よりは全然天気いいな、今日は夕方から雨の予報だったんだけど外れたみたい。まぁ山の天気なんて予測できないか。とにかく雨が降らないでよかったな。



父は雲洞庵に行きたいと行っていたが、16:30までなので行けず。むしろよかったわ、はやく温泉入りたいし。六日町には温泉施設がいくつかあるが、最寄りのさくり温泉健康館へ。



さくり温泉健康館はめっちゃ混んでた。服を入れる籠が空いてなかったし、体を洗うのに5分くらい待った!安いだけに地元の人も来てるんだろうな。温度はやや高めで泉質は少し硫黄のような臭いがした。温泉の中で足の皮むいてた人がいたからちょっと気持ち悪かったけど!とりあえずすっきり。山登りの後の温泉はいつでも最高や!



夕食は魚野の里へ。ここは前回の新潟旅行で行ったときに品切れで店が閉まっていて行けなかったのでいいリベンジができた。注文したのは魚野定食1600円!鮭が脂がのっていてとてもおいしく、我が家の老夫婦は絶賛していた。ここは刺身もおいしいし、さすが新潟という感じ。



車だと帰りが大変と言えば大変だな。でもあまり暑くはなかったからそこは大分助かった!今度は見晴の良い日に登ってみたいところかな。

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【登山・ハイキングデータ】
・日時:2014年8月14日(木)
・気温:28℃(八海山ロープウェイ山頂)
・天気:★★★☆☆(登山中は終始曇り、下山後いい天気w)
・疲労度:★★★☆☆(女人堂前後と千本檜小屋手前は結構急だが休みながら行けば問題なし)
・スリル:★★★★☆(落ちたら助からないようなところもあるが不動岳までなら何とかなる)

・各ポイント通過記録(■が最高地点)

・7:50  足利発  
・10:00 八海山ロープウェイ駐車場着
・10:45 ロープウェイ山頂駅
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・10:50 登山開始
・11:13 5合目
・12:00 女人堂(6合目) ※ここで昼食
・13:13 千本檜小屋
・13:40 地蔵岳
13:50 不動岳      ※ここでUターン
・14:00 下山開始
・14:20 千本檜小屋
・15:00 女人堂
・15:15 漕池
・15:48 ロープウェイ山頂駅着
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・16:05 八海山ロープウェイ駐車場着
・17:00-18:00 さくり温泉健康館
・18:25-19:10 魚野の里



気温は予報では平均26℃くらいだったんかな?でも間違いなく30℃はなかったな。汗はたくさんかいたけど、極端にバテることなく歩けました。

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