プリウスPHV（ZVW52） ラッゲージルーム内装備

プリウスPHVのカタログでは、「クルマのこだわりは、ラゲージと収納に現れます」とアピールしています
どれほどZVW35から「こだわった」のか？
（１）デッキフックが無くなった！
（２）ZVW35では、助手席の下にコンパクトに収納されていた「ジャッキ」、「ジャッキハンドル」、「ホイールナットレンチ」、「けん引フック」がZVW52では、「ジャッキ」が左後部座席の座面下に、その他は、「工具袋」に入れられ、「デッキアンダーボックス」底へ「転がし置き」に変更された。
デッキアンダーボックスは、ZVW35に比べ、圧倒的に小さくなった。(a)が物を入れる部分。(c)は、とのカバー収納時に本体が置かれ、大きなフラップ部分が(a)を占有する。(b)は、L字型カバーの受け部分である。L字型カバーを設置すると右側のように収納される。


デッキアンダーボックスの収納
ZVW35では、「警告反射板（三角停止表示板）」（10Cm x 10Cm x 50Cm位の古い製造の物）、ジャンプコード、充電ケーブル（100V用 及び 200V用 取替コード）を保管し、トノカバー収納が可能であった。

ZVW52のカタログでは、充電ケーブルをケーブルホルダに「すっきり」と巻、ハンドリングとデッキアンダーボック収納が容易になった「印象」の写真が掲載されている。ケーブルは、ケーブルホルダに下記の様に巻く。

デッキアンダーボックに収納するとこの様になる。

確かに容易なハンドリングと「すっきり」とした収納が可能であるが、「工具袋」と「充電ケーブル」で一杯になる。
「警告反射板（三角停止表示板）」は、どこに入れたらいいんだ！トヨタ！
左「デッキサイドボックス」には、パンク修理セット。右「デッキサイドボックス」には、ジャンプケーブルの収納（不要であるが）も厳しいサイズだ。ジャンプスタートバッテリーのバッテリークランプコードが丁度入る程度である。。。

充電ケーブル収納を諦め、最新のコンパクトな「警告反射板（三角停止表示板）」を収納することにした。

この状態で、「トノカバー」収納が出来るのか？
「トノカバー」のフラップ部分が大きく、「警告反射板（三角停止表示板）」を収納後に、「トノカバー」収納は、無理。
「トノカバー」収納後に、「警告反射板（三角停止表示板）」を収納するのも無理かと思う。。。。

ちなみに「デッキアンダーボック」のサイズは、(a)部分が約70mmで両側は狭くなっていく、深さは、左側部分が約150mmで右側部分が約200mm、L字型カバーの高さは約60mm。「プリウスの進化系プリウスPHV」でなく、設計は逆発想が基本では？走行性能が良いのにもったいない。。。

（３）ラッゲージランプ
ZVW35では、「バックドア」に取り付けるラッゲージランプがオプション設定されていた。「バックドア」を開けた時、上方から照射するラッゲージランプは便利であった。ラッゲージサイドに設置されたランプは、照度を上げても荷物が遮り実用度が低い。特にZVW52は、ラッゲージルームの床が約60mm上がっているため荷物に遮られる。

（４）トノカバー
ZVW35では、トノカバー本体を上から差し込み設置していた。
ZVW52では、突っ張り棒の様に設置する。取り付け取り外しが、やややり難い。なぜ変更した？
１週間程度の旅行で二人分の荷物を積んだ。旅行中にお土産などで荷物が増えていく。約60mm底上げされた床により容量の減った荷室を「トノカバー」で覆うと水平にカバーすることが困難となる。荷物の高さの方が高いため、「トノカバー」で荷物を包むように覆うことになる。今までのような上からの差し込みだと外れてしまうことが予想される。納得。。。。

・「トノカバー」収納時のフラップ（半円形のような）は、ZVW35の時は、上側に跳ね上がった状態のままになる事が無かったような記憶がある（近くに居ないため確認が出来ない）。ZVW52の場合、上側に跳ね上がった状態のまま、後部座席のヘッドレストに寄りかかり安定してしまう。この状態になるとルームミラー
で後部を観た時、バブルダブルウィンドゥーの下部にある「小窓」部分を通した後方視界が遮られてしまう。収納時の半円形フラップは、下側に倒しておく必要がある。