地球のどこかで陽はまた昇る

息吹を愛でつ,ちょっと記しておきたくて

診療所待合室での一時

2011年02月09日 | ちょっとひとり言
2/6の記事では、概略をつかんだ流れを中心に記しておきたかったので、あまり話が広がり過ぎない様に一応は気を付け、よって書かなかった事項が2-3. . 。よって、今日はその1つをご紹介。
今回は、1/25(火)と2/3(木)との2回、別々の診療所を訪ねることとなったのですが、お見舞いや最後のお別れ、MatteoやGiuliaの誕生など友人夫妻達の出産祝いなどで病院を訪れることは多々あったものの、1/25は初診療所訪問。全く勝手がわからないので、受付のお姉さんにその旨伝えました。
健康保険証を提示しながら、「il dottore/イル ドットーレ(=医者)ooo氏の患者登録がしてあるxxxですが、傷めた指を診てもらいたくて来ました。初めての外来で勝手がわからないのですが、どうすればいいですか?」から始まり、保険証の確認などの後、お姉さんに渡されたのは、番号札13番。
一見サロン風な待合室をあらためて見渡せば、私の家庭医の表札のあるドアを囲む様に、あちこちに配置してあるソファに座る人々有り。取り敢えず適当な場所に腰掛け、持参の文庫本を取り出す。10分経ってもそのドアが開くことはなく、相変わらず状況ウォッチング。数分後、ようやく退室する人あり。誠に静かな中、入れ替わりで直ぐ次の人が入室. . 。おぉ、日本で慣れている様に、看護婦さんが声を張り上げて、名前が呼ばれたり番号が呼ばれたりすることがない!
「新鮮〜!」と思いつつも、「これでは、誰の後に入ったらいいのかわからないゾ!?」と、またまたお姉さんのいる受付へ。「13番の札を貰いましたが、誰の後に入室したらいいのかわからないので、12番の方を教えてもらえますか?」、「あぁ、そうですネ。あの方ですヨ!」と指をさす方に目をやれば、軽く手を振って下さる御婦人あり。
外国人らしき姿は私のみで、待合室での時間つぶしも兼ね(笑)、私の一挙一足は十二分に観察対象となりえ、静かなことも手伝って、いくら声をひそめて話していても聞こえていたのか、お姉さんの仕草などでもわかったのでしょう。「私よ〜」と応えて下さったのでした。後は、ひたすら待つのみ. . .(苦笑)。

さて、変わって市外の2/3の方は. . . 、受付も何もなく、入った直ぐが待合室、その奥に診察室がある様で、働いているのはどうやら医者本人のみ(確かに診察代が発生しないので、医療事務&会計などもいらない)。よって、扉近くの人に「どこで番号をとれるの?」と質問。返ってきたのは、「番号は無いヨ。ほら、あそこの黒いセーターの人が最後に来た人だから、あなたはあの人の次」というお返事。ほ〜〜う、今度は番号もない!!
よって、次に来る人がいれば、「Buona sera〜/ブォナ セーラ(=こんばんは)」の後に続くのは、「最後の人は誰?」ー。「私で〜す!」と手を挙げた後は、込み込みの寂びた駅の待合室の様な空間に詰めて座って、雑談開始。
最初はこちらも、「あれまっ、こんなところにも中国人が!?」と思われていた様ですが(笑)、好奇心の方がまさるのか、そろそろと質問してくる人あり、いつのまにか雑談の輪の中に。Pistoia郊外にイタリア国内最大のチャイナ タウンがあるので、Pistoia市在住邦人が5人という少なさも手伝ってか、「東洋人=中国人」という勘違いにももう慣れっこ。「どうしてあなた達はあんなに可愛い犬や猫を食べるの?」という質問までされたりも(苦笑)。
いろいろなお喋りをしていれば、2時間は長くもあるものの、待てないことはなく、又、「18時にどうしても子どもの迎えに行かなくてはいけないのに、これじゃあ間に合わないワ。薬の処方箋を出して貰うだけなんだけど. . 、誰か先に通してもらえないかしら?」というお母さんに、「いいですヨ」という人がいれば、先に通してあげたりと、待っている人の中で融通を利かせたりも。
が、ここでも「そう言って通してあげたら、この前ひどく待たされたから、わたしゃ悪いが金輪際通さないことにしてるんだヨ!」というお婆さんが体験談を話だし、「そういえば私も. . 」と、雑談の輪はま〜すます広がっていくのでありました。チャンチャン!

以上ですが、これらの「名前や番号を、声を張り上げて呼ばれることなく入っていく」状況からつい考えてしまったのは、「自己管理&責任」ー。
日本滞在中に気にしてしまうのは、例えば、電車の乗降に伴う「閉まる扉に指を挟まない様、ご注意ください」や、「電車とホームの間の空間にご注意ください」といった類の、何度も何度も繰り返されるアナウンス。イタリアで「日本では、トラックも喋るのヨ!」と言った所で、大体が信じてもらえません。確かに、不慮の事故が起きて訴訟問題にまで発展してしまった場合、その一文があるかないかで、企業としての責任が変わってくるからでしょうが、何だか防御に対する状況判断能力がどんどん低下していくのでは?と思ったりも. . 。
これはかなり極端な例になりますが. . 、イタリアの、例えばNapoli/ナーポリやBari/バーリの道路に於いて、信号が青になったからという理由だけで、周りを見ずに前に進めば、1日1回の交通事故では済まないでしょう(→参考記事)。この場合、「青だったから」というのは確かに"正しい"のですが、残念ながら"正しい"だけでは、自分の身を守れない時が出てきてしまうもの。「自分の体を守りたかったら、どうすべきか?」ということを考えれば、自ずととる行動が決まってくるのは明らか. . 。

勿論、ケース バイ ケース。またまた、私のくだらない独り言で、失礼いたしました. . 。
ジャンル:
海外
キーワード
チャンチャン ウォッチング 健康保険証
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