20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆レスピーギ:ローマの松

2017年04月20日 | その他ラテン諸国
○ミュンシュ指揮ボストン交響楽団(DA:CD-R)1960/12/23LIVE

モノラルで、録音が悪ければ悪いほど良いように聴こえるというのは、つまるところ悪い演奏だった証拠だが(「悪いステレオ録音」というのもあるけど)、録音を聴く側は聴き易ければ問題ないわけで、こちらのほうをおすすめする。派手なだけでハスッパなブラス陣もバンダ含めインホールの茫洋とした音響の中ではその荒さや欠点を補われ、立体感はやや損なわれても総体的に美しい音響に昇華される、よくあることだ。1楽章に違和感がなく、2楽章から重心の低い音響がドイツ的なしっかりしたカタコンベを提示するのが面白い。モノラルなのに立体的に聴こえ、3楽章も低い音がしっかり響いて、鳥の声も含めて単なる環境音から抽象音楽として昇華されている。ミュンシュのデフォルメがやや気になる4楽章も大きなクレッシェンドという音量変化がはっきり聴こえてわかりやすい。最終音を異常に引き伸ばすのはしかし成功しているのか・・・終演後の冷静な拍手・・・
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2 Comments

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2年続けてやってるんですね。 (サンセバスチャン)
2008-11-28 13:21:54
フランス人がやると、カエサル率いるローマ軍団も、ナポレオンの近衛兵となるようなイメージがしますが、何で2年も続けてやったんでしょうか。
最後の和音引き伸ばし作戦も、時々不発に終わることがあり、そのときは拍手が無かったほうが良いのにと思ってしまいます。自分だけ盛り上がってしまうようなところが彼にはありますが、ただの暴れん坊でもないところが面白いです。

データやナレーションを聴けばわかるんでしょうが (管理人)
2008-11-28 14:17:53
これは恐らくクリスマスコンサートなのではないでしょうか。よくあるプログラム、派手に始まる・・・ミュンシュの力がどこまで運営陣に及んだのかわかりませんけど、自分で選んだのかなあ。余り得意ではない印象はあります。和音引き伸ばし作戦、この時代はけっこう多いんですよね。スヴェトラの専売特許みたいな言い方がかつてありましたけど違和感をおぼえました。

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