20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

バロー:弦楽オーケストラのための交響曲(1955-56)

2017年06月19日 | Weblog
アンゲルブレシュト指揮ORTF(ina配信)1958/11/20シャンゼリゼlive 放送

終始やかましい焦燥感に満ちた時代を感じさせる曲で、オネゲルほどの多彩さのない響きや骨太の構造の単純さがある意味ききやすくはある。長さや構成はオネゲルの交響曲並みなのだが。力感にみちた演奏は肉感的でもあり、アンゲルブレシュトらしくない印象も受けるがこの人は戦前からグリーグだの何だの色々と録音演奏してきた人で、ドビュッシーとその周辺だけが本領でもない。フィデリオ全曲の放送録音も配信されているが、野太い音で偉大な音楽をくわだてることにも秀でていた。室内合奏曲であっても印象としてははっきり交響曲である。規模の大きな曲を構成的にしっかりさばくのみならず、「規模の大きいように」演奏することができた。反面、次の演目のプーランクなど冒頭でスピードが遅く(というよりプーランクに即興でつけられず)ズレてしまうなど、マイナス面もまたはっきりした指揮者である。エスプリ系の得意な人ではない。オケの機能性のなさでもあるのだが。優秀なモノラル録音。(ina.fr PHD89036093)
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