20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ドビュッシー:バレエ音楽「おもちゃ箱」(カプレ管弦楽編)

2017年05月20日 | ドビュッシー
○ペルレア指揮RIAS交響楽団(remington)1953・LP

録音の鮮明さには欠けているが明晰で簡素なオーケストレーションによった作品ゆえそれほど気にはならない。演奏は颯爽として巧緻である。ピアノ二台を始めとした室内楽的な流れが序盤よりいかにもキャプレの作品であるかのようにきこえ、後年自分でオーケストレーションしなくなっていたドビュッシーがそれでも納得していたらそれでいいのかもしれないが、ちょっと手馴れ過ぎ、また楽器の組み合わせた響きが美麗すぎる気もする。作品自体自身を含むいろいろな作品からのパッチワーク的な楽想が目立ち特異な印象も持つが、たとえばゴリウォーグのケークウォークめいた楽しげで無邪気な中に晩年のヴァイオリンソナタのような断片が混ざっている、遊戯のような演劇的で不可思議な風景も想起させるという意味でラヴェルのマザーグースと似て非なる面を持っている。
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2 Comments

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どんな顔 (サンセバスチャン)
2010-09-06 15:07:29
この人、顔を知らないんですが。
ルーマニアの人でしたかねえ。『リゴレット』を持っていますが、名歌手ぞろいで楽しく聴けます。
顔を知らないと、名前もただの記号ですね。
チェリーニ、ウォーレンスタイン、ジュスキント、アッカーマンなんかも知らないなあ。
ウォレンスタイン、ジュスキント (管理人)
2010-09-06 18:32:14
この両名は写真見たことがあります。ジュスキントは余り好きではない指揮者ですが古くから録音がたくさんありますね。ペルレアはまさに記号として覚えている指揮者です。記号でいいという人と記号では思い入れられない人がいると思います。

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