20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

マーラー:交響曲第4番

2017年03月13日 | Weblog
イヴァネヴァ(msp)D.オイストラフ指揮ORTF(ina配信)1968/4/30live放送

中低音域のしっかりした分厚い響き、その統制ぶりでフランスオケではないような演奏を引き出している。しょっぱなから派手な左ヨレが二か所ありがくっとくるがおおむね良好なステレオ。テンポよく(速い!)リズムよく、正面切って颯爽と進むが軽量級ではなく、分厚いオケを堂々と動かし新即物主義からの影響も感じない。打楽器を派手に鳴らすのはロシア流儀だろう。パウゼの多用も強調処理としてロシアを感じさせる。3楽章もいきなり左側がノイジーになってしばらく情報量自体の削られた状態が続き清浄な音楽を損なうが、こういうところが正規盤化されなかったゆえんか、これは放送エアチェック音源なのだろうか(それにしては撚れのない部分の音がノイズレス過ぎる)。情緒的なものをよく分厚い弦楽セクションに伝えている。徹底しており、チェロのポルタメントなど他では聴けない。耽溺することなく雄渾に表現していく。4楽章も僅かな録音歪みはある。イワノワは声が若く滑舌の甘く感じるところもある(言語的問題だろうか)。ここでもオケの調和を厳しく統制し、フランスオケではないかのような錯覚をおぼえる。しばらく沈黙が続き、盛大な拍手となる。ブラヴォも飛ぶ。演奏日は推定。
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