20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」

2016年11月07日 | Weblog
マルケヴィッチ指揮ORTF(eternities)1958/9/25live

マルケはライヴ盤含めるとチャイコフスキー後期交響曲を山ほど残しているようだが、このスタイルだとどれをとってもオケの違い以外に差は無いだろう。はっきりした発音で(一部を除き)デフォルメのない悲愴。音符の最初が総じてあまりに明確で、影の無いあけっぴろげな音もあいまって垢抜けた印象をあたえる。情感を重視するロシア式とは違うチャイコフスキーだ。他の楽章では見られない性急な起伏のついた四楽章(ガウクっぽい)を除き醒めたトーンは変わらないが、内声までしっかり発音させこの作曲家特有の創意を引き出している。三楽章の弦の刻みの下で管楽器がロングトーン吹いてるところが悪いモノラル録音でも明瞭に聴こえてくる。もっとも、そういうブラスにパワーや音色変化が無い点は気になる。音量が上がると録音側で抑えられてしまう残念な点もあり。環境雑音多め。
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