20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ドビュッシー:管弦楽のための映像~Ⅱ.イベリア

2017年04月20日 | Weblog
◎トスカニーニ指揮フィラデルフィア管弦楽団(IDIS他)1941/11/18・CD

げげっ、凄いや。フィラ管に比べたらNBCなんてクソオケか。噎せ返んばかりの芳香に満ちた、非常に色彩的でとてつもなくイマジネイティブな演奏だ。これがトスカニーニか、と思うほど恣意的な表情の入る演奏ぶりで、しかもハープの突出に代表されるちょっと余りに印象派的な幻想が一層トスカニーニらしくない、でも紛れも無くドビュッシーであり、その最高の演奏であることを見せ付けるようなものになっている。うーん、うまく言えない。とにかく、最初の「街の道、抜け道を通って」だけでも聴いてみてください。確かに録音はサイアクのたぐいだが、ストコフスキの鍛えたオケにトスカニーニというシェフが付くとここまで凄くなるのか、という見本のような演奏です。リズム感も素晴らしい。トスカニーニの放つ絶妙のリズムをしっかり音として表現しきっている。そこには自発性すら感じられ、その点でもトスカニーニの専制君主的なイメージとは違うものを感じる。コンサートホールに響き渡る音響を想像しながら聞くと一層この演奏の魅力は増すだろう。こんなにノったトスカニーニも珍しい。名演。
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