20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ピック・マンジャガルリ:弦楽四重奏のための三つのフーガ

2017年04月21日 | Weblog
○スカラ座四重奏団(URANIA)LP

美しくいかにもラテンな曲。高音の多用や時折の晦渋さ、和声感がミヨーのカルテットを思い起こさせる。とても円熟した技法が駆使されており、聴いていて安心感がある。半音階的だったり不協和音が多用されるなど思索的な場面も多いが、旋律そのものには独特の感傷的な匂いがあり終始聞かせるものがある。南欧的なあけっぴろげなところがある一方で、ささくれ立った現代的なパッセージも織り交ざり、それらのミックスされた、いかにも近代と現代の狭間の音楽らしい多彩な魅力を放つものになっている。○。ミヨーの室内楽が好きな人なら気に入るとおもうが、ミヨーがさっぱりわからない向きは聴かないほうがいいでしょう。
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