20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ヴォーン・ウィリアムズ:タリスの主題による幻想曲

2017年07月13日 | ヴォーン・ウィリアムズ
○ストコフスキ指揮ニュー・フィル(DA:CD-R/BBC,IMG)1974/5/14LIVE・CD

何を聴いてもRVW「タリス」を聴けばやっぱりストコはイギリス近代だと思ってしまう。どんな曲からも素晴らしい魅力の種を見出し瞬時に育てあげることができた魔術師である。だが「タリス」にかんしてはもっと個人的な主観というものの存在にも思いはせてしまう。ストコは感情的な指揮者ではない。メカニカルな観点から楽曲を分析再構築するあくまで「科学的な指揮者」の範疇でやりたいほうだいやったというところである。だがこの曲には感情の存在が否めない。詠嘆、激情、届かぬ思い。RVWにしても奇跡的なまでの出来の代表作であるだけにどんな指揮者でもそれなりに聞かせることができるのだが、解釈という観点が存在することすら忘れてしまうほど曲と同化した演奏というのは分析的に聴く気すら失せさせてしまう。ストコはタリスをたくさん残している。しかし復刻はけして十分ではない。これはライヴという意味でも素晴らしい記録である。音質的にマイナス、○。bbc正規CDと同じ音源かもしれない。ニュー・フィルと4日付けの正規録音もあり、詳細検証していないので関係はわからない。解釈は基本的に同じ。

※2006/10/14の記事です
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