20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆カーペンター:交響詩「海流」(1944改訂版)

2016年10月18日 | Weblog

ロジンスキ指揮ニューヨーク・フィル(ASdisc)1944/10/8改訂版初演ライヴ・CD

アメリカ異色の印象派作曲家の作品。エルガーに学んだこともある日曜作曲家である。「海流」というとディーリアスの曲を想起するが、同じホイットマンのテキストを用い、同じく印象派の影響を受けながらも、より鈍重でドイツ的な趣をもつ作品になっている。中声部以下の音に偏重しているが、たまに海鳥の声のようなフルートが入ったり、ハープが効果的なアルペジオを鳴らしたり、ちょっと耳を惹く場面もある。ディーリアスやバックスのようないくぶん晦渋さもあるけれども、深い心象表現を含む、アメリカ的な能天気な音楽とは一線を画したものとなっている。ただ、音詩としてはいささか散漫である点も否定できまい。ロジンスキは適度に熱情的に、そつなくやっている。拍手はほどほど。 ,
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