20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

☆ムソルグスキー:禿山の一夜(レイボヴィッツ編)

2017年07月27日 | Weblog
○レイボヴィッツ指揮ロイヤル・フィル(QUINTESSENCE)

~参考記録として○ひとつをつけておいた。こんなハチャメチャな禿山もないだろう。ムソルグスキーの原形がないのはリムスキー版で既にそうだから仕方有るまい。問題はそのリムスキー版の編曲をさらにレイボヴィッツ自身が行っているところである。指揮者としてはそのエキセントリックな解釈で知られるが、それ以上に新ウィーン楽派やラヴェルの研鑚を受けたフランスの作曲家として知られるところにある人だ。とりわけ表現主義的といおうか、強奏部にブラスや打楽器を追加したり意味もなく派手珍妙なダイナミクスをつけたりして、独特の緩急の激しいクラクラするような音世界を繰り広げる。最後に夜明けがきたと思ったらいきなりワルプルギスの夜のテーマが回想されて仰天。その夜明けも過剰と言うほどに長々と歌い継がれ、違和感しきり。とにかく面白いのでお勧めだが、マジメな方や初心者の方は避けるべきである。原曲が聞けなくなる。CDでたぶん何種類か出ている。比較的鮮やかなステレオ録音なのでその面での不安は無い。

※2004年以前の記事です
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