20世紀ウラ・クラシック!<最新版>

このページは、19世紀末から20世紀の末流ロマン派クラシック音楽に焦点を当て、同時代の録音評を中心に紹介しています。

バルトーク:バレエ組曲「中国の不思議な役人」

2017年02月24日 | Weblog
○マルティノン指揮シカゴ交響楽団(RCA他)1967/4/26・CD

マルティノンの演奏には覇気漲る演奏とまったく無い演奏があるがこれは前者。世界屈指の技巧的オケを相手にギリギリ締め上げてバルトークの音響を余すところなく引き出しており、録音的にも優秀なステレオで、万人に勧められる。オケコンなど耳馴染み良い曲ではないが室内楽ほど頭でっかちの精緻さも際立たず、騒音主義やオリエンタリズムを計算し直して正確なスコアに起こしたような音楽で、主題はどこへ行ったというウイットの無さは気になる人は気になるだろうが、ややもすると煩いだけの平板な印象になるところ、めくるめく管弦楽の色彩変化を変な色を加えず明瞭に示していて、抽象的に仕上げてなお魅力的であり、同じ盤のヴァレーズとの内容の質の落差がはからずも明確になっている。
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